[TOYOTA]合同テストでラルフが“TF106”初テスト
2005年12月2日
パナソニック・トヨタ・レーシングが2006年シーズンのF1選手権での勝利を目指し、新型“TF106”の初テストを行っているバルセロナのF1合同テストにラルフ・シューマッハーが合流した。
チームは2005年シーズンを、コンストラクターズ選手権4位で終えたが、シャシー部門テクニカルディレクターであるマイク・ガスコインは、トップ3フィニッシュが現実的な目標だと考えている。
「これまでに行ってきた作業と、2006年シーズン用の新型“TF106”及び新しいタイヤパートナーとのテストには満足している。メカニカルな面では、新しいパッケージによるテストで得たデータを、出来るだけ早く利用出来るようにしたい。空力的な面では、シーズンの開幕戦直前までテストを行い、開幕戦には新しいパーツを導入する事を目指している。F1の世界では、これまで以上に激しい開発競争が行われている」
ラルフ・シューマッハーの“TF106”初テストは、エンジンのトラブルで中断されることとなってしまった。しかし、“RVX-06”エンジンは、それまでに既に十分な距離を走破しており、また、トラブルの原因は、新たなオイルシステムに起因するものであった。一方、リカルド・ゾンタはトラブル無く3日目のテストを終え、着実な進歩を成し遂げた。
ラルフ・シューマッハー
TF106/02
ベストラップ:1分17秒982
周回数:48周
走行距離:222.096km
“TF106”初体験はどうでしたか?
「ちょっとしたエンジンの問題以外はうまく行った一日だった。私にとって、トヨタのV型8気筒エンジンは初めてだったが、非常に面白かった。パワー面では確かに低下していたが、それでも、優れたトルクカーブを持ち、とても運転しやすい、良いエンジンだ。とはいえ、テストでは、他のF1カーと混走せず、むしろコースの空いているタイミングを探して走っているので、ライバル勢との差を判断するのは難しい。また、シャシーに関しては、新型“TF106”は本当に好感触で、タイヤも素晴らしく、今後シーズンの開幕までには長い道のりと、多くの作業が待っているとしても、この状況には満足している。ブリヂストンタイヤには大きな違いは感じられなかったが、“TF106”のセットアップは既に、最初の2日間の間に2人のチームメイトによって完了しており、非常に良いスタートとなった。重要なことは、この早い時期からテストを開始出来たということであり、我々は昨年、その優位性を学んだと思う。そして、昨年のように、開幕からの数戦で大きな力になってくれることを目指している」
リカルド・ゾンタ
TF106/01
ベストラップ:1分16秒647
周回数:60周
走行距離:277.62km
パナソニック・トヨタ・レーシングのサードドライバー、リカルド・ゾンタは、F1テストにおいてかなりの長距離を走行することに慣れている 。時には1日に2レース分以上もの距離を走ることもある。しかし、新たなタイヤパートナーであるブリヂストンとの開発体制の強化に重点を置いた今回のテストでは、彼はいつも以上に多くの、異なったタイヤセットを試すことになり、多くのセットアップ変更を行う一日を過ごすこととなった。
「今日は私にとっては、これまで3日間のテストの中で最高の一日となった。多くの作業を行い、数多くの異なるタイヤを試した。何度もセットアップを変更するためにピットインし、最速ラップタイムを狙ったアタックは行わなかったにもかかわらず、とても良いパフォーマンスを示すことが出来た。タイヤはいくつかの状況でかなり違った感触を持っているが、非常に成果の上がる一日であった。タイヤの摩耗はより低温の天候で影響してくるが、全体的に見れば非常に良い一日で、多くを学んだ」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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