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シモンズ、フィジケラを擁護

2005年10月11日

 ルノーのパット・シモンズが、日本GPの最終ラップでキミ・ライコネンに勝利を奪われたジャンカルロ・フィジケラを擁護した。
 今週末行われる中国での最終戦に向けて、コンストラクターズ選手権におけるルノーのリードを大幅に広げることができず、フィジケラは表彰台の上で落胆の表情を浮かべていたが、シモンズは彼を擁護する発言をしている。
 はっきりとは表さなくても、ルノーが優勝を逃してかなり気落ちしていることは明らかだった。今回優勝をさらったマクラーレンも、今季ニュルブルクリンクでは最終ラップにアロンソに勝利を奪われているが、今度は同じ落胆をルノーが味わうことになった。しかしルノーはレース終了後は冷静なムードに戻っていた。
「ジャンカルロが最終ラップでトップの座を失うのを見るのは辛かった」とシモンズ。
「確かに、彼のレースのリズムの変調は、彼自身がレース終盤に伝えてきたようにグリップの不足と関係があったのだろう。彼はオープニングラップからハードに攻め、タイヤにかなりの負担をかけていたからね」
「フェルナンドとキミはともに、たびたびペースの遅いマシンの後ろにつくことがあったので、タイヤを休めることができた。しかし、ジャンカルロはそれができなかった。その点でかなり異なる結果になったのだろう」
「でも、今日のマシンのパフォーマンスを見て、私たちはとても安心している。鈴鹿では渋滞によってレースが大きく左右される。しかし、たとえそうであっても、ファステストラップの結果を見れば事実は明らかだ。フェルナンドとキミの差はほんのわずかしかない。中国戦は大いに期待できる」




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