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日本GP金曜日記者会見

2005年10月8日

 F1ではグランプリごとに行われている毎日に記者会見。土曜日および日曜日は予選、決勝で上位に入った選手のコメントとなるが、木曜日と金曜日においてはあらかじめ参加者が決まっている。今回、日本GPの金曜日の会見は彼らが意図したのか、偶然なのか、ホンダとトヨタから関係者およびドライバーがひとりずつ選出され、佐藤琢磨をはじめとして、我々ファンが気になる今後のチームおよび選手の動向に関する質問がされた。

◆和田康裕HRD社長
Q:まず、BAR株を取得した背景には何があったのでしょう。
YW:すでに45%のチーム株式を取得しており、BATはタバコメーカーのスポンサー問題もあり、いずれ撤退しなくてはならない。そこで我々は現状について話し合い、チームの安定感が最も重要であると考えた。また、遅かれ早かれ、我々がそうするであろうと。私から見れば、0%から45%は大きな違いだったけれど、45%から100%というのは、それほどでもなかった。

Q:誰もが知りたがっているセカンドチームについては?
YW:もっと詳しく話せればいいんだが、すでにレース界で活躍しているプライベートチームで、彼らはぜひともF1に参加したいと考えているよ。我々は彼らの目標と志に賛同し、最終的には彼らをフルサポートするという決定を下した。おそらくエンジン供給だけでなく、さらに技術支援の範囲で。

Q:いつ頃ならはっきりすると?
YW:チーム側が発表するまで待たなくてはならないと思う。我々が伝えるべきことは伝えてあるので、彼らは今、詳細をすべて整理し、まとめているところだと思う。まもなく明らかになるんじゃないかな。


◆冨田 務(TMG会長兼チーム代表)
Q:ふたつ目の風洞に投資しているとのことですが、他チームとの“投資競争”になるという心配は?
TT:風洞を2つに増やすという決めてはいるが、それほど高いものではない。それにトップチームが2つの風洞を所有しているのは、理にかなっているよ。それに加えて、モータースポーツだけでなく市販車の開発をも視野に入れた長期プロジェクトの考えがあってね。

Q:それでも投資争いになる心配はありますよね?
TT:そうだね。F1に投資し過ぎないように注意しなくてはならない。

Q:では、ブリヂストンについて。ブリヂストンにスイッチするという話は出ていませんが、ミシュラン側が発表したような感じですね。どういった状況ですか?
TT:ミシュランには3年間に渡ってお世話になり、感謝している。彼らのタイヤパフォーマンスはどんどん良くなった。だが、今が契約を再考するタイミングであり、ブリヂストンが我々にとって素晴らしいものであると確信している。

◆ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)
Q:トヨタとフェラーリの差は14ポイント。コンストラクターズ3位になるチャンスは?
JT:まだチャンスはあるだろうが、僅かだね。チャンスがあったのに、残念ながら活かせなかった。あと2レースあるけど、3位ということは考えずに、その2戦のためにベストを尽くすべきだと思う。

Q:Bスペックを投入したようだね。どんな違いが?
JT:古いタイプよりも間違いなく速い。特にロングランではね。それが投入した理由だけど、まだ問題がいくつか残っている。僕の場合は、ハンドリングと、マシンの反応や感触といった点だ。このマシンで走るのは少しイライラするよ。僕自身が速いと感じられないし、遅いんじゃないかと思うほどだ。でも自分が遅く感じていても、古いマシンよりは速いんだ。これが来年の方向性であり、発展型だからこそ、最後の数戦で投入した。でも、まだ問題を抱えているから、より進化するためにも問題に取り組み、来シーズン用のマシンのために前進しなくてはならないね。


レース

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フリー走行2回目 結果 / レポート
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10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

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4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
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