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[Michelin]鈴鹿初勝利をめざすミシュラン

2005年10月7日

 先月のブラジル・グランプリでは、フェルナンド・アロンソ(マイルドセブン・ルノーF1チーム)が安定した走りで3位に入り、ライバルを振り切ってドライバーズ選手権を決めた。日本、中国と続くシーズン最後の2連戦では、まだ決着していないもう一つのタイトル争いが焦点になるだろう。
 ミシュランパートナーのマクラーレンとルノーは、コンストラクターズ選手権をわずか2ポイント差で争っている。今週末の鈴鹿でマクラーレンがタイトルを決める可能性もあるが、それはマクラーレンが1-2フィニッシュし、ルノーがどちらもトップ6に入れなかった場合となる。

 名古屋市から南西約50kmのところにある鈴鹿サーキットは、ホンダが所有し、大規模な遊園地を含む複合娯楽施設の中にあり。1962年のオープンで、高速でチャレンジングなレイアウトは、常にドライバーたちからベストサーキットのひとつに挙げられている。
 鈴鹿は、その8の字レイアウトがF1カレンダーでもユニークな存在で、そしてミシュランが未勝利という意味でも、ユニークといえる。ミシュランがF1にデビューした1977年にも日本グランプリは開催されているが(このときは富士スピードウェイ開催)、唯一のパートナーだったルノーは日本に遠征はしなかった。当時は全戦参戦義務がなかったからだ。
 翌年から日本GPはカレンダーから消え、1987年に再び復活はしたものの、それまでにミシュランのF1活動も休止期間に入った。つまり、ミシュランが日本GPに初参戦したのは2001年ということになる。
 以来、ミシュランは表彰台の頂点に挑み。とくに2003年は、ファン‐パブロ・モントーヤ(BMWウイリアムズF1チーム)がレースで首位を走りはしたが、油圧系トラブルで勝利を逸してしまう。しかし今シーズンは、ここまで17戦16勝と圧倒的に優勢で、今週末は大きな期待ができるだろう。


 昨年のレースでのミシュラン勢は、ラルフ・シューマッハ(BMWウイリアムズF1チーム)とジェンソン・バトン(ラッキーストライクB・A・Rホンダ)が2位、3位という結果に終わった。

 日本GPは今年が第21回目で、鈴鹿での開催は19回目になる。最初の2回の日本GPは富士スピードウェイで開催され、この富士でのレースは、近い将来F1カレンダーに復活するのではないかといわれている。1994年と95年には岡山県の英田でパシフィックGPが開催されたことがあり、日本でのF1開催は23回目ということになる。


ピエール・デュパスキエ
(ミシュラン・モータースポーツディレクター)
「シーズンの終盤はドライバー好みのサーキットが続き、見応えがあります。なにしろ、モンツァ、スパ、インテルラゴスと来て、最後に鈴鹿、上海ですからね。鈴鹿は最高のテクニックが要求されると同時に、技術的にも苛酷なコースです。空力エンジニアにとっては、高速コーナーと低速コーナーのバランスをとりつつ、長いストレートのスピードも伸ばさなくてはならず、セットアップに頭を悩まされます。鈴鹿の最大の特徴は中速コーナーの連続で、ここでリズムを乱すとラップタイムに大きく響きます」
「タイヤという観点からは、鈴鹿はユニークな、そして重要な特徴を持っています。カレンダーで唯一の8の字レイアウトで、右コーナーと左コーナーのバランスが均等なので、トレッドの負担は分散され、摩耗は意外と厳しくありません。ストレートでのトラクションより、高速コーナーでの横荷重の方が重要になります」
「もうひとつ注意すべきなのは、週末を通じた路面の変化がかなり大きく、おかげで日曜日の午後にはタイヤの負担は軽くなることです。鈴鹿にむけては、高速コースであることと路面の摩耗性が比較的高いことを考慮し、私たちのレンジの中でミディアムハードに分類されるコンパウンドを選んでいます」




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5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
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