3日、ラッキーストライク主催のイベント「東京ライフスタイル」が青山のカフェで行われ、日本GPを週末に控える佐藤琢磨が出席。世界中を旅するF1ドライバーとしての佐藤琢磨が、生まれ故郷でもある東京について、そして週末の日本GPについて語った。
この日の午前中には、ブリティッシュ・アメリカン・タバコのプロモーションムービー撮影のため、ヘリコプターで東京の空を満喫してきた琢磨。
「ヘリから東京の空を見るのは初めてなんですが、自分の生まれ育った街を上から見るのはとても楽しかったですね。イメージビデオもうまくとれたと思います」と空からの東京散歩を楽しんだ様子。
東京生まれの琢磨は、自分の生まれ育った街として、やはり東京は遊ぶのも買い物するのもリラックスしてできるという。学生時代には、自転車に乗って東京を走り回っていたとか.
「高校時代は和光高校というところに通っていて、そこは自宅から近かったんですが、いざ自分も進学のために予備校に通うことになって、本郷の予備校に通うことになったんです。で、トレーニングも兼ねてその時住んでた町田から本郷まで、だいたい2時間くらいを自転車で通ってたんです。東京は自転車で走るにはちょっと大変な街ですね。車の流れに乗って走りました。2時間の道のりは大変でしたけど、その時のトレーニングがF1にも活きてると思います」
そんな佐藤琢磨だが、日本、そして東京に帰ってきたのは今年の3月以来だという。
「久々に帰ってきたんですけど、ほとんどホテル住まいですね。1日半だけオフがあったので、友人や親しい人と食事をしたりしました。あと、電化製品を買いにいったりしましたね。ヨーロッパでは売ってないものも多いので」と久々の日本を楽しんだ様子。
いよいよ週末に迫った日本GPに向けては「今年のレギュレーションだと、物理的に前のレースからいいポジションでフィニッシュしないと予選で戦えない。前戦のブラジルGPからもう日本GPが始まっていると思ってましたので、なんとか真ん中のアタック順(10番手アタック)に持ってこれて良かったです。天候によってはいちばんリスクが少ないポジションですし、ポジティブ思考でいきたいと思ってます」
「ホンダの作ってくれた鈴鹿スペシャルエンジンも、ブラジルで使えるほど順調な仕上がりです。シャシーも新空力パーツが入ってます。タイヤとのマッチングが良ければ、今季最高のレースがお見せできると信じてます」と意気込みを示した。
毎年、鈴鹿で好成績をあげ、サーキットを熱狂させる琢磨は「正直、鈴鹿でいい成績をあげる理由はわからないんですが、自分が楽しみにしているのと、皆さんからの応援が力になってるんだと思います」とコメント。東京でリラックスした生活を送った琢磨が、大歓声が待ち受ける鈴鹿で素晴らしいレースをみせてくれるはずだ。