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ロズベルグ、「ピッツォニアが走ることになった」

2005年10月1日

 F1の今シーズン残り2戦で、ウイリアムズFW27・BMWをドライブするチャンスを失ってしまったニコ・ロズベルグ。もちろん落胆はしているものの、事情を考えればチームがアントニオ・ピッツォニアを選択したことは理解できると語っている。

 今週末にもGP2のタイトルを獲得しようかというロズベルグは、この数週間のうちに行われる日本と中国の両GPに向けて、マーク・ウエーバーのチームメイトとなるべく努力を続けていた。ウイリアムズは、ロズベルグを2006年のフルタイムのレースドライバーとしようと考えており、両GPへの参戦の可能性もウワサされていた。だが先週の日曜日のインテルラゴスで、ピッツォニアはアクシデントを起こしたにもかかわらず、チームは今シーズンの最後まで彼にドライブさせることを選択した。
「最後の2レースで走る可能性があったから、(ヘレスでのテストでは)僕が持っているすべてを出し切ったんだけどね」とロズベルグはバーレーンへ出発する前にそう語った。「だけどチームはそのままピッツォニアを走らせることを決めたんだ。結局チームに出場を求めたことはマイナス効果だったんだと思う。それに僕はチームのスタッフとそんなに会った事がないからみんなのことをよく知らないんだ。その状態でレースに出たとしてもかなりリスキーだったと思う。例えて言えばいきなり冷たい水の中に飛び込むようなものだっただろう。出られるチャンスもまったく無かったわけではないけど、もし出たとしたら散々な結果となる可能性も大きかったということさ。だから今回の結末についてはよかったんだと思う。賢明な決定だったと思うね」




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