新ワールドチャンピオンとなったフェルナンド・アロンソは、日曜日のインテルラゴスではファン−パブロ・モントーヤとキミ・ライコネンのペースに遅れをとったものの、今季最後の2戦では自分とルノーチームが勝利を狙えると確信している。
タイトル獲得後に語ったアロンソは、ブラジルGPに向けて施されたR25の改良をまだ十分に活用していなかった、と打ち明けた。チャンピオン獲得のために、コンサバティブなレース戦略を採ったからだという。
「今回のレースに向けてマシンは改善されたと思うし、僕らはポールを獲れた。確かに、僕らは燃料を少なくしてポールを獲ったわけだけど、過去3戦か4戦では燃料が少なくても戦えなかったんだよ。だから、マシンは少しよくなったわけだ。でも、エンジンの回転数やその手のことでは、今回もすごくコンサバティブに行ったんだ。僕らは何としても、ドライバーズチャンピオンを獲得しなくちゃならなかったからね」
「その目標が達成できたからには、もうちょっとリスクを冒せると思う。もっとコンペティティブになれるはずだし、鈴鹿ではブラジルよりもさらに差が縮まるはずだ。最後の2戦とも僕らが――フィジケラと僕が――2台ともフィニッシュできれば、コンストラクターズタイトルを狙えるに違いない。マクラーレンは2台ともフィニッシュできないかもしれないからね」
これまでのシーズンを振り返って、アロンソは、シーズンの大半でマシンが最速ではなかったのにタイトルを獲得したことを認めた。しかしアロンソは、毎戦ポイントを挙げられるマシンを与えてくれたルノーチームを称えた。
「そうだ、僕らは最速ではなかったかもしれないが、僕のマシンはとてもよかったよ。最初の3戦か4戦では、最高のマシンだった。ポテンシャルの70パーセントで走っても勝てたからね。でも、バルセロナとモナコから先は、マクラーレンが何をしたのか知らないが、僕らは100パーセントのパフォーマンスで走ってもレースに勝てなくなったんだ……」
「僕らにとってはいい1年だったけれど、僕はベストのマシンを持たずにチャンピオンを獲得したのかもしれないね。でも、僕は自分が成し遂げたことを、本当に誇らしく思っているよ」