史上最年少のF1世界チャンピオンになるためには表彰台フィニッシュだけで十分足りるかもしれないが、フェルナンド・アロンソは今週末のブラジルGPに勝つために出場するのだと断言する。
あと3レースを残し、ポイントスタンディングで現在アロンソはキミ・ライコネンに25ポイント差をつけてリードしていることから、もしもライコネンがブラジル、日本、中国のすべてで最初にチェッカーフラッグを受ける結果になっても、アロンソはどこかであと6ポイントだけ取ればチャンピオンの栄冠を手に入れられる。
しかし、タイトルを手中にしかけているアロンソだが、レースに向かう自身の哲学を変えることはないという。
「いつも通り、僕は最大限のことができるように頑張る。レースに向かうのに大事なことは何か、表彰台を狙うだけでいいのか？ それはできないだろう。一番になりたい、挑戦したいと思わなければだめだ。つまりそれが僕のブラジルに行く目的だ。週末が問題なく円滑に進む必要があり、また願わくば望みどおりのリザルトを手に入れたいところだ」
「確かに僕はいま選手権制覇にかなり近いところにいるが、他の誰もと同じようにこのレースに臨むつもりだ。ここ数年僕らはブラジルでずっと速かったし、今の僕らの車はあらゆる点で今まで以上の強さを持つ。だからこのレースが楽しみだよ」
「世界チャンピオンになることはドライバーにとっては最高の夢だから、僕はこんなに若いうちにこの可能性を手にするこができて幸せだしまた誇らしく思う。だが最年少という言葉にはこだわっていない。スポーツマンにとって最高の幸せは自分の分野で一番になることであり、F1で一番になることはどのレースドライバーにとっても究極の幸せだ」
ブラジルGPプレビュー：マクラーレン
