ブラジルGPプレビュー:マクラーレン
2005年9月22日
キミ・ライコネンは、消え入りそうなタイトルへの望みをつなぎ止めるためには、今週末のブラジルGPではとにかく勝つしかないと背水の陣の胸中を語った。
前戦スパで優勝したライコネンだが、残り3レースとなった現在、首位フェルナンド・アロンソとの差は25ポイントであり、今回アロンソが表彰台を確保することになれば、ライコネンにとっては勝利を挙げても十分ではない計算になる。
とはいえ、ライコネンは勝つために全力を尽くすという姿勢を崩してはいない。まだコンストラクターズ選手権ではマクラーレンとルノーの差がわずか6ポイントという状況だけに、なおさらだろう。
「残りわずか3レースとなれば、今週末のブラジルGPではまた優勝するしかない」とライコネン。「ドライバーズとコンストラクターズの両選手権のために僕は最大限のポイントを獲得できるようハードにプッシュしていく」
「グリッドが後ろに行くほど坂が急勾配になり、スタートの速度が落ちやすくなるため、予選で前方グリッドを取ることが重要になる」とライコネン。「インテルラゴスはオーバーテイクのチャンスがいくつかあるので白熱したレースがよく見られる。主なところでは1コーナーのブレーキングだ。コース路面がとてもバンピーなせいで大きな振動が起きやすいから、車の揺れに常に100パーセント集中しながら、それだけに捕らわれないようにしなければならない。ほとんどのコーナーが進入と同時にブレーキングしなければならないため、ブレーキの信頼性が鍵なのだが、これはMP4−20の数多い長所のひとつなんだ」
一方ファン−パブロ・モントーヤは、インテルラゴスはドライバーにいつもとは異なったチャレンジを提供するという。
「長距離で高速なストレートとツイスティなインフィールドなど多彩な要素を持ち、高いグリップが要求されるインテルラゴスは、チャレンジングなトラック」とモントーヤ。「あの雰囲気にはいつも驚かされる。サンパウロ市民の情熱はモータースポーツに注がれ、毎朝サーキットに入ろうとする人々の列は本当にものすごいんだ。またこのレースは地元に近いから、家族や友人が見に来やすい。彼らのためにもぜひ面白いレースを披露できたらと願っている」
「インテルラゴスはイモラとトルコに続く3つ目の反時計回りのサーキットで、このおかげでドライバーの身体、特に首周りに、いつもと違うプレッシャーがかかる。しかし僕らはトレーナーと共に準備をしているので、これはたいした問題にはならない。僕とキミは去年ここですごいバトルをしたんだが、できればこの週末もまた僕らが上位を占めて、チャンピオンシップ争いに必要な18ポイントをブラジルで奪いたい」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |