ミシュラン、タイヤワンメイク化に反対声明 撤退も匂わす
2005年9月15日
ベルギーGPにおいて、ミシュランは、2008年に導入されるかもしれないコントロールタイヤ規則を支持しないと明言した。このままタイヤのワンメイク化が実現するならば、F1撤退も考えるとの姿勢だ。
FIAは、テスト削減、つまりコスト削減のために、タイヤのワンメイク化を狙っているが、ミシュランは、これはレースの精神に反するとして反発、この案が推し進められれば、撤退もありうると匂わせている。
ミシュランの声明は以下のとおり。
「FIAが世界評議会に提出したF1レギュレーション草案によると、かねてからのFIAの主張どおり、チームは2008年以降、いかなる形でもタイヤサプライヤーを選択できないことになっている」
「我々は、FIAのこの草案を次のように考える。
・レースの精神とコンペティションの根本的な価値に反している
・観客とテレビ視聴者の利益に反している
・コスト削減の唯一の方法ではない
・全チームの公平な処遇を保証するものではない」
「我々はこれまでにもコスト削減策を提案しており、それに関するあらゆる議論に応じてきた」
「したがって、もしFIAの方針が今後数週間のうちに変わらず、コントロールタイヤ規定がFIA世界評議会を通過した場合、ミシュランは2008年のF1参戦を再考せざるを得なくなる」
「さらに、2007年の参戦についても再考することになるかもしれない。2006年については、パートナーと現行F1ルールを尊重し、パートナーチームへのタイヤ供給を継続する。よってFIAが決める方針の影響は、2007年に現れることになるだろう」
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