BARの佐藤琢磨は今週末、第16戦ベルギーGPに挑むにあたり、新しいエンジンと空力改善の恩恵を受けることになるはずだ。
日曜のレース本番を前に琢磨は、‘強力なパッケージになると期待している’と語った。
「スパは挑戦しがいがあり、また高速で流れるようなコーナーがたくさんあることから、すべてのドライバーから好かれるサーキットとしてよく知られている。F1カーであそこを走ると最高の気分を味わえる」
「ダウンフォースの調整の難しさは独特だ。モンツァほど低くなく他のサーキットほど高くなく、実際のところウイングのレベルはモントリオールで使うのととてもよく似ている」
「最近このセットアップを使ったテストの出来は上々だったので、グランプリに向けて強力なパッケージを用意できると期待している」
一方、ジェンソン・バトンは、今週末のスパでBARホンダ007がきっと力を発揮できると信じているという。
昨年のベルギーGPではクラッシュにより完走を逃したバトン。今年はできれば晴れてほしいとも語った。
「僕はスパでは吉兆混合で」と彼。「2000年にF1カーであそこで初めてレースをしたときには、予選3位というすばらしいできだった」
「去年も予選はそれなりに良かったのだが、レースではスタートの1コーナーの事故でフロントウイングを失いピットに入らなければならなかった。そこからの車はよく走り、僕は表彰台フィニッシュに向けて好調だったのだが、その後のストレートでタイヤがパンクしかなりの大事故になってしまった」
「僕らの車はこのタイプのサーキットで力を出せる車だと思うので、またスパに行くのを本当に楽しみにしている。歴史があり、最高のドライバーズサーキットという意味でもスパに行けるのは嬉しい。世界中のどのサーキットにもない種類のコーナーがあってそれも楽しみだし、今年は天気に恵まれることを祈るよ」