トルコGP、2回目のフリー走行。イスタンブールのサーキットは縁石のペイントが剥がれコース上に細かく白い薄片が散乱など、新設サーキットにありがちなトラブルが見られたが大きな影響はなく、トヨタのリカルド・ゾンタが一番時計。BARホンダのジェンソン・バトンは5番手、チームメイトの佐藤琢磨は10番手。トヨタのドライバーはヤルノ・トゥルーリが9番手、ラルフ・シューマッハーが16番手となるタイムで本日の走行を終えている。
午前のセッションに続いて行われたフリー走行2回目の天候は曇り、一部雨が落ちているところもあるが路面はドライのまま。気温27度、路面温度34度、湿度65%というコンディションでスタートした。
午前とは打って変わって序盤から各マシンコースイン。開始10分頃には全出走台数の約2/3となる19台がタイム計測を行った。そこで速さを見せたのはファン-パブロ・モントーヤで1分27秒941のタイムをマークし、フリー走行1回目でペドロ・デ・ラ・ロサが出した27秒台にいち早く突入。しかしその後順調に走行を重ねていったリカルド・ゾンタとデ・ラ・ロサがそれぞれ1分27秒194、27秒908を出しゾンタがトップに浮上した。
セッション中盤に入りモントーヤが、1分26秒525のタイムをマークして再びトップに返り咲くと、このあたりからセッションは膠着状態に。ゾンタが周回を重ね自らのタイムを少しずつ更新するも1分27秒037モントーヤに0.512秒及ばなかった。
セッション終了20分前あたりになると、コース上に縁石のペンキが散らばって白くなるところが見られる。そんななかデ・ラ・ロサが1分26秒628でモントーヤに0.103秒差にまで迫るが、トップタイムを塗り替えるには至らず。その後も各ドライバーが走行を重ねるがモントーヤのタイムを更新するマシンは現れず、モントーヤがそのままトップに立ち金曜日のセッションは終わるかと思われたが、終了直前にデ・ラ・ロサとゾンタが次々とトップタイムを更新する熾烈な争いを展開。ゾンタがこの戦いを制し1分25秒583で唯一の25秒台をマークして金曜日のセッションは終了した。以下デ・ラ・ロサ、モントーヤ、キミ・ライコネン、ジェンソン・バトン、ビタントニオ・リウッツィ、フェルナンド・アロンソ、ジャンカルロ・フィジケラ、ヤルノ・トゥルーリ、佐藤琢磨というトップ10だった。