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ルノー、エンジンの信頼性に自信

2005年8月17日

 ルノーのテクニカルディレクター、ロブ・ホワイトは、F1サーカスが長いシーズンの戦いを再開するトルコにおいて、ルノー・チームがハンガリーGPの‘後遺症’の影響を受けることはないだろうと述べた。ハンガリーではいくつかのメカニカルトラブルのため、ジャンカルロ・フィジケラもポイントリーダーのフェルナンド・アロンソもノーポイントに終わっている。

 チームのエンジン開発を指揮するホワイトは、トルコでは両名が優勝を争えること、そしてエキサイティングなシーズン終盤戦で彼らが重要なプレイヤーになることを確信している。
「ジャンカルロの場合は燃料タンクに小さなトラブルがあり、それが原因で燃圧が低下したために、各スティントの終盤にかけてエンジンがミスファイアを起こした。しかし、すでにトラブルの原因は突き止められ、修理されている。トルコでもその後遺症はないはずだ」
「フェルナンドに関しては、トラブルはスタート直後のラルフ・シューマッハーとの接触に起因するものだった。クルマの右側のボディワークがダメージを受けて、オイルの冷却に問題が生じていた。何とかあのレースを最後まで走らせるために、レース中に対策を打ったが、トルコでもエンジンに特に問題はないはずだ。アクシデントによるダメージは、レース中のエンジンの温度管理の手順にありがたくない制約をもたらしたが、私たちはそのエンジンをいい状態に保つことができた」
 ヘルマン・ティルケが設計したイスタンブールの新サーキットは、どのチームにとっても未経験の地だ。しかし、ホワイトはルノーが他のあらゆるコースと同様、このサーキットの複雑さにも対処できると自信を示す。
「新しいサーキットはいろいろと不確実なことがあってワクワクするね。だが、私たちは十分な準備をしてきた。エンジンにとって楽なサーキットなど存在しない。どんなコースにもそれぞれの特殊性があるんだ。私たちとしては、トルコのコースに関して正しい予想をしてきたと思っているし、プラクティスの間にレースに向けた準備の仕上げをしていくことになるだろう」
 ルノーはコンストラクターズタイトル争いのライバル、マクラーレンを12ポイントリードしてトルコGPを迎える。アロンソはドライバーズ選手権でキミ・ライコネンに26ポイントの差を付けて首位を守っており、メルボルンで優勝して以来ツキに見放された感のあるフィジケラは、チームメイトから57点差の30ポイントでランキング8位につけている。


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