ハンガリーGP最初の計時セッションはマクラーレンのアレクサンダー・ブルツが最速タイム。日本勢はBARホンダのジェンソン・バトンが3番手タイム、佐藤琢磨は9番手。トヨタ勢はヤルノ・トゥルーリが11番手、ラルフ・シューマッハーが10番手、リカルド・ゾンタは16番手となった。
F1はいよいよ厳しい7月の4連戦の締め括りとなる、ハンガロリンクを舞台に開催されるハンガリーGPへ。ミナルディのサードドライバーはこのハンガリーからシャノック・ニッサニーが務める。トヨタのサードドライバーはリカルド・ゾンタ、ジョーダンはニコラス・キエーサ、レッドブルはビタントニオ・リウッツィ、マクラーレンはアレクサンダー・ブルツが走行する。
天候は晴れ、気温33度、路面温度45度、湿度48%というコンディションでフリー走行1回目は開始された。セッション序盤はいつものようにサードドライバーが走行を重ねる。まず開始9分あたりにゾンタが最初にフルラップ走行を行い1分28秒512のタイムをマーク。それに注目のイスラエル人ニッサニーが続いてフルラップ走り1分36秒966のタイムを出していった。その後はブルツ、キエーサ、ゾンタ、ニッサニーの4台が走行を重ねていきブルツが1分24秒759でトップタイムとなった。
セッション中盤に入ってもフルラップ走ったのはリウッツィ、ロバート・ドーンボス、ナレイン・カーティケヤン、ティアゴ・モンテイロを加えた計8台。ブルツがドイツGPと同様に積極的な走行で1分24秒029をマークした。
セッション終盤近くになってようやく、ジェンソン・バトン、佐藤琢磨、ミハエル・シューマッハー、ルーベンス・バリチェロ、ファン-パブロ・モントーヤ、キミ・ライコネンといったドライバーもコースへと向かい好タイムをマーク。しかしさらにタイムを更新していったブルツの1分21秒411がトップタイムとなり、セッションは終了した。以下バリチェロ、バトン、ライコネン、ミハエル・シューマッハーというトップ5でブルツが唯一の21秒台を出している。なおニッサニーは、開始42分頃にターン4でスピン。グラベルに埋まってレッカー車で排除され、最初のセッションはここで終了してしまった。