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無罪となったチームの代表ら、FIAの決定を賞賛

2005年7月25日

 驚くまでもないことだが、ミシュラン使用チームのボスたちは、アメリカGPに関する有罪判決を撤回するというワールドカウンシルの決定をこぞって賞賛した。
 元々、9月に控訴審が行われることになっていたが、これは偶然にもイタリアGPとベルギーGPの後にあたっていた。この2つの高速サーキットでは、昨年もタイヤトラブルが起きている。しかし7月14日に、ロン・デニスとクリスチャン・ホーナーが、マックス・モズレーおよびFIAの理事たちと会合を持ち、ここで“新証拠”によって旧来の判決が信頼できないものとなったという判断が下された。そして、先週の金曜にホッケンハイムで、ワールドカウンシルが、先の判決の取り消しを決定した。
 ルノーのフラビオ・ブリアトーレは次のように語った。
「素晴らしいことだと思うし、各チームはとてもよくやったと思う。そして今、FIAはそれがミシュランの問題であり、チームにはまったく責任はなかったことを理解してくれた。ロン・デニスは、みんなのために本当に素晴らしい仕事をしてくれたよ。マックスと、そして各チームと交渉し、その結果として各チームは無罪になったのだから」
「私たちはインディアナポリスでレースをしなかったが、なぜレースをしなかったのか、私たちは承知している。ドライバーにとって安全ではなかったからだし、それが理由だったのだ。私たちは、ただその理由だけから、レースをしないことを選んだのだ。そのことにはとても満足している」


 デニスは、この結果に至るまでの自分の役割は、かつてないものだったと認めた。
「触媒の働きをする特使というのは、私にとって初めての経験だったと思う。しかし、結果にはとても満足しているし、F1の利益にかなう結果になったと思っている。また、結局のところ、F1の利益こそが、チーム側が残りふたつの訴因に関しても明らかに無罪であるという決断に至る原因になったのだと思う」
「これは全員にとってよい決断だと思う。インディアナポリスからポジティブなものを得て帰ってきた者は誰もいなかったし、ネガティブなものを継続させてしまうのは、明らかにF1にとって建設的ではない。理事たちと世界評議会が同じように考えてくれて、嬉しく思うよ」
 直接ミシュランの問題に関わっているわけではなかったが、ミナルディのポール・ストッダートもカウンシルの決定に支持を表明した。
「これはF1にとっていいことだ。すべての中で最も重要なのは、F1がスポーツであるということで、私たちはそのスポーツに取り組んでいかなくてはならないのだ。正しい決断だったし、それが9月ではなく今下されたことを嬉しく思う。私たちがF1のあの一章を過去のものとして、先に進むことができればいいと願っているよ」


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