BARの佐藤琢磨にとって、今週末のシルバーストンでのレースは日本GPに次ぐ‘第二のホームレース’だという。
「イギリスGPは2つの理由で僕らにとってきわめて重要だ。このレースはチームのホームGPであり、僕個人にとっても同様だからね。ここは僕の第二の故郷のように感じる。僕はイギリスのジュニアクラスのレースを数多く戦ってきたし、シルバーストンにはいい思い出がいくつもあるんだ」
「天気はいつでも最高とは言えないけど、僕はこのサーキットの雰囲気が大好きなんだ!超高速で流れるようなコーナーもあるし、S字カーブのコンビネーションは鈴鹿にとてもよく似ていて、ものすごくチャレンジングだ。低速のコンプレックスでは接近したバトルが展開される。それらすべてが組み合わされて、ドライブするのが楽しいサーキットになっている」
「ファンの人たちは僕らのチームをとても熱心に応援してくれる。だから僕も今週末のシルバーストンでのレースを心から楽しみにしているよ」
一方、先週末フランスで今季初ポイントを記録したジェンソン・バトンは、昨年のシルバーストンで4位に入っており、このレースは彼にとっていつでも特別なイベントだという。
「シルバーストンで行われる僕のホームGPは、僕にとっていつでもすごく特別なものなんだ。僕はかなり愛国心が強い人間だし、本当に故郷に帰ってきたと感じるからさ」とバトン。「去年のイギリスGPではとてもいい経験をさせてもらった。チームと僕を応援する大勢のファンが来てくれて、それはもう素晴らしい気分だったよ」
「マニ‐クールでいい成績を収めてチームの雰囲気が盛り上がった後だけに、とてもいい気分でイギリスに帰って来て、僕らのホームレースのための準備を進めている。言うまでもないことだけど、今週末ポディウムに上がれたら最高だろうね。僕はシルバーストンでのレースが大好きだし、6月にはこのレースに向けてとても有意義なテストができた。母国の観衆の前で、特にホームストレートのスタンドの“ユニオンジャックの海”を見ながらドライブするのは、信じられないくらい感動的だ」
「さらに重要なのは、この週末には(いつもはイギリスの本拠に残っている人も含めて)チームの全員がサーキットでクルマが走るのを見て、自分たちの仕事の成果を確かめられるということだ。だから、僕もこのレースに関してはとても燃えているし、みんなにいいところを見せたいと思っている」