佐藤琢磨は、今週末、マニ−クールで行われるF1第10戦フランスGPで、BARホンダチームが活躍できるだろうと予測している。
琢磨は、イベントを前に、チームが先週へレスで有益なテストを行えたことは、フランスGPに向けて幸先がいいと語った。
「過去2戦で、僕らはマシンのポテンシャルを見せることができた。マニ−クールで必要となるのとはかなり違うセットアップで走っていたけれど、マニ−クールでも活躍できるはずだと確信しているよ」と琢磨。
「僕らは、先週のへレステストから、たくさんのポジティブな面を得てレースに臨もうとしている。僕らはパフォーマンスを再現できると思うし、北米と同じくらい戦闘力を発揮できると思う」
「とても前向きな気持ちで今週末のレースに臨むよ」
ジェンソン・バトンは、前回のアメリカGPについては戸惑いを感じ、申し訳なく思ったという。今週末も、来年のインディアナポリスについても、F1が正しい道に戻れることを望んでいるということだ。
アメリカでジョーダンとミナルディが共にポイントを獲得したため、4月のイモラでバトンと琢磨がポイントを剥奪されたBARは、今季これまで無得点となっている唯一のチームだ。しかしバトンは、今週末のフランスGPで状況は打開できると自信を持っている。
バトンはこう語った。「僕はマニ−クールのレースは本当に楽しめるんだ。コースの路面はスムーズだし、流れるようだ。そういうコースが好きなんだよ。僕らは去年あそこで、まずまずの成績を収められた。僕は5位でフィニッシュしたからね。今年の方が競争力があるんじゃないかな。先週、へレスでいいテストができたので、インディのときよりもマクラーレンやルノーにもっと接近できると期待しているんだ」
「レースが楽しみだよ。チャンピオンシップは僕らにとってはもう終わってしまったので、僕らは毎レース、ただ取り組んでいくだけだ。フランスで勝てるかどうかは分からない。今のところ、マクラーレンがちょっと調子がよすぎるようだからね。でも、今週末は表彰台に乗れれば成功だと思うよ」