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モズレー「ミシュランがファンに返金すべき」

2005年6月24日

 FIAのマックス・モズレー会長は、アメリカGPが6台のみのレースとなってしまった責任はミシュランにあると考えており、ミシュランがファンへの損害賠償に金を出すべきだと主張している。
 FIAが発表した長文のQ&Aの中で、モズレーは次のように主張している。ファンたち、特に海外から来たファンたちは、観戦に来たために負担したコストを補償されるべきであり、タイヤ会社のミシュランがその支払いを担うべきだ、というのだ。
「個人的見解としては――あくまでも個人的見解に過ぎないが――ミシュランはファンに然るべき補償をすべきだし、インディアナポリス・モータースピードウェイにその段取りを依頼すべきだと思う」とモズレーは述べた。「それから、トニー・ジョージとバーニー・エクレストンは、共同で次のようにアナウンスすべきだ。アメリカGPは2006年もインディアナポリスで開催され、今年のチケットを持っている人は来年も同じチケットを無料で手に入れる権利を与えられると。しかし強調しておきたいが、これはあくまでも私の個人的見解に過ぎない」
 タイヤ会社の件については、プラクティスで問題を起こしたタイヤの代わりにミシュランが空輸で持ち込んだタイヤの使用をFIAが拒否したという見方に、モズレーは反論した。
「我々がそれをやめさせたというのは、まったくの間違いだ。我々が彼らに言ったのはこういうことだ。そのタイヤを使ってもいいが、予選だけのためにパフォーマンスが高く耐久性が低いタイヤを使ってルールを破り、そこからアドバンテージを得るなどということが絶対にないように、スチュワードは間違いなくペナルティを科すだろう、とね。それに、これが前例を作ってしまわないようにすることも必要だった。だが、問題は現実的なものにならずに終わってしまった。ミシュランが、テストで試した後、そのタイヤを引っ込めてしまったようだからだ」
「我々は(タイヤの安全を確保するために、2つのタイヤ会社に向けて)6月1日に書簡を送った。どちらの会社も前向きな返事をくれた。プライベートテストでのトラブルのウワサに加えて、様々なレースで事故が起きたために、その書簡を書いたのだ。ミシュランに(なぜインディアナポリス用スペックのタイヤがどちらも不適切なものだったのかを)質問せねばならないだろう」


「タイヤ会社にとっては、もちのよいタイヤを作るのは難しくない。難しいのは、速いタイヤのもちをよくすることだ。スピードと信頼性の間には、常に妥協が存在する。タイヤ会社はたいてい、限界ギリギリのレースタイヤと、もう少し控えめなバックアップ用タイヤを持ってくる。バックアップ用タイヤは、スピードは遅いとしても、問題が起きたときの安全策として役に立つ。今季は、スピードが高すぎて信頼性が足りなかったという例がいくつかあった。(そして)インディアナポリスは、最も最近にして最悪の例だったのだ」
「我々はミシュランに何かをしろと命令することはできない。我々は、彼らと契約関係にはないからだ。彼らが関係を結んでいるのはチームに対してだ。しかし我々は、両方のタイヤ会社や、各チームの他のサプライヤーの多くとは、意思の疎通が非常にうまくいっているし、彼らはいつも、こちらが依頼すれば技術的な情報を提供することで協力してくれている」
「我々は(6月29日のヒアリングで)各チームの言い分に注意深く耳を傾けることにしている。すべての話にはふたつの側面があり、7チームは自分たちの話をする完全な機会を与えられねばならない。雰囲気は落ち着いた礼儀正しいものになるだろう。世界モータースポーツ評議会のメンバーたちが、世界中から集まってきて、公正にしてバランスの取れた決断を下すことになるに違いない」




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