天候の回復した英シルバーストンで2日、F1合同テストが2日目を迎え、14名のドライバーが参加した。その中でトップタイムをマークしたのは、マクラーレンのキミ・ライコネンであった。
　この日からテストに参加したライコネンは、僚友のペドロ・デ・ラ・ロサとマクラーレン1−2を形成。マクラーレンは前日に続き、カナダ、イギリスの2戦に向けたミシュランタイヤの開発を行った。
　ライコネンは、この2戦用のセットアップ作業とタイヤ評価に重点を置いて取り組んでいた。一方のデ・ラ・ロサはエンジントラブルに見舞われたが、その後は来月行われるイギリスGPの準備に専念した。翌テスト3日目はファン‐パブロ・モントーヤが戻り、ライコネンとともに作業を行う予定。
　前日の悪天候によりテストを見合わせていたルノーが、この日はサーキットに姿を現した。ルノーは、ジャンカルロ・フィジケラ、フェルナンド・アロンソのレギュラードライバーふたりとイギリスGPに向けたテストを開始し、懸命に作業に取り組んだ。さらに翌日も悪天候が予想されており、2日目を有意義に過ごすべく、イギリスGP用のタイヤテストを集中的に行った。4番手BARのジェンソン・バトンをはさんで、フィジケラが3番手、アロンソが5番手タイムをマークしている。
　6番手は自己ベスト1分19秒773をマークしたレッドブルのデイビッド・クルサード。前日はモンツァでテストを行ったトヨタのヤルノ・トゥルーリが、およそコンマ2秒遅れで7番手に続いた。
　8番手はBARの佐藤琢磨。9番手はルーベンス・バリチェロ。フェラーリは引き続きイギリスGPに向けセッティングを行っていた。
　レッドブルのクリスチャン・クリエンが10番手、トヨタのラルフ・シューマッハーが11番手。ウイリアムズはFW27のセットアップ作業を進めたが、ニック・ハイドフェルドは12番手、マーク・ウエーバーは13番手であった。
　ジョーダンのティアゴ・モンテイロはウエーバーから2秒以上遅いタイムで最下位であった。

Leading time
Silverstone(2 June)

1.
Kimi Raikkonen
McLaren-Mercedes
1'18.144
103 Laps

2.
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'19.212
72 Laps

3.
Giancarlo Fisichella
Renault-Renault
1'19.286
101 Laps

4.
Jenson Button
BAR-Honda
1'19.601
99 Laps

5.
Fernando Alonso
Renault-Renault
1'19.769
87 Laps

6.
David Coulthard
Red Bull-Cosworth
1'19.773
72 Laps

7.
Jarno Trulli
Toyota-Toyota
1'19.983
108 Laps

8.
Takuma Sato
BAR-Honda
1'20.135
166 Laps

9.
Rubens Barrichello
Ferrari-Ferrari
1'20.276
79 Laps*

10.
Christian Klein
Red Bull-Cosworth
1'20.542
96 Laps

11.
Ralf Schumacher
Toyota-Toyota
1'20.654
68 Laps

12.
Nick Heidfeld
Williams-BMW
1'20.947
93 Laps

13.
Mark Webber
Williams-BMW
1'21.085
79 Laps
14.
Tiago Monteiro
Jordan-Toyota
1'23.263
105 Laps*

*:Bridgestone tyres

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