F1第6戦モナコGPは日曜午前に予選2回目が行なわれ、キミ・ライコネンがサンマリノGP、スペインGPに続いて今季3戦連続となるポールポジションを獲得した。2番手にはルノーのフェルナンド・アロンソ。3番手にはウイリアムズのマーク・ウェーバーがつけた。
モナコGPの予選2回目は朝10時から、天候は晴れ、気温22度、路面温度25度というなかでスタートした。
まず昨日大クラッシュを演じたラルフ・シューマッハーが最初にコースインしたものの、最後尾からのスタートが決まっているラルフは、アタックすることなくそのまま1周してピットに戻った。2番手アタックのナレイン・カーティケヤンが、海のシケイン進入でサイドウェイとなるも、ターゲットタイムとなる2分43秒442をマークした。
続いてアタックしたティアゴ・モンテイロは、チームメイトのカーティケヤンより僅かに速かったものの、4番手のクリスチャン・アルバース、5番手アタックのパトリック・フリーザッハーの2台が共にモンテイロのタイムを上回り、ミナルディ勢がジョーダン勢を抑え込んでみせた。
6番手スタートのビタントニオ・リウッツィは、フリーザッハーのタイムを3秒ブレイクしトップに浮上したが、すぐさま7番手のフェリペ・マッサが、リウッツィより2秒速いタイムをマークしトップに出る。8番手アタッカーのミハエル・シューマッハーは予選1回目同様に速さをみせることなく、マッサより0.3秒速いのみ。続けてアタックしたルーベンス・バリチェロもセクター1はシューマッハーよりわずかに速かったが、トータルでは0.2秒後れを取り2分34秒983でセッションを終えた。10番手のジャック・ビルヌーブはセクター1、2まではシューマッハーより速かったが、トータルでは0.2秒遅くフェラーリ勢の間に割って入る結果となり、これでシューマッハーは最低8番グリッドは確保した。
11番手のデイビッド・クルサードはセクター1からシューマッハーより速く、0.8秒差となる2分33秒867でトップに浮上するも、続く昨年のモナコウイナーのヤルノ・トゥルーリがクルサードのタイムを1.3秒短縮し、トップに躍り出る。14番手アタッカーのファン-パブロ・モントーヤは、昨日の午前中のセッションで起きた多重クラッシュの原因を作ったとして合算タイム抹消のペナルティを課されたために走行せず。これによりモントーヤはラルフと共に決勝は最後列から臨むことになる。
15番手ジャンカルロ・フィジケラ、16番手ウェーバーがそれぞれ前走車のタイムを上回るが、17番手のフェルナンド・アロンソがウェーバーのタイムを1.2秒も短縮して最前列を確保。ところが、すぐさまラストアタッカーのキミ・ライコネンがアロンソの1000分の3秒差となる2分30秒323をマークしポールポジションを獲得した。
ライコネンはサンマリノ、スペインに続いて3戦連続ポールポジションを獲得。続いて2番手アロンソ、3番手ウェーバー、4番手フィジケラ、5番手トゥルーリ、6番手ハイドフェルド、7番手クルサード、8番手ミハエル、9番手ビルヌーブ、10番手バリチェロというトップ10。決勝はこの後、21時(日本時間)スタートが切られる。