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フライ「法的処置をとるには時間がなかった」

2005年5月7日

 BARのボス、ニック・フライは、スペインGPへの出場に向けて法的措置へ訴えなかったのは時間がなかったためだと述べるとともに、続くモナコGP出場に関しても、法的手段に訴えるのは得策ではないと考えたからだと語った。

 フライはまた、法的措置へ訴えないのは、F1全体のことを考えてのことでもあると述べたが、ホンダとしては、事態をこれ以上悪化させたくないという考えがあるようだ。
 声明が終わると、フライはモーターホームにメディアを集め、モーターホームの運転手やメカニックたちが道具を片づけるなか、非公式の記者会見を開いた。
「私たちが今週末のレースで走れるようになれる手段があるというのなら、それについてまじめに考えただろう。しかし、どうやっても不可能だった。時間が足りなかった。次のモナコでのレースについては、法的処置に出ることは得策でないと考えた。公の場に出て大喧嘩するのはF1にとってあまりいいことではない。1レースのために、大喧嘩をするのはチームにとっても、F1にとっても、ファンにとってもよくない。従って、モナコも欠場するのが賢明であると考えた」
「昨日の法廷で、私たちは自分たちの主張を貫いた。いまでも無罪を主張している。これからも、技術面の文書をはじめ、全ての情報を世界中に示すことで、無罪を訴えていこうと思っている。判断はそれを見てからしてほしいと考えている。私たちは昔から、チームの透明性を主張してきた。隠し事はしない」
「昨日は夜中をまわるまで、今後についてじっくり考えた。今朝になって、一番いい決断を下すために、弁護士と話した。FIAとは何も話し合っていない。今回の決定は、私たちの置かれたさまざまな状況を考慮して、私たち自身が下したことである」
「私たちは純粋に、一番の得策を考えているだけだ。弁護士からもアドバイスをもらったが、スペインGPについては時間的にアクションを起こす余裕がないというものだった。モナコの出場停止を受け入れたことについては、先にも述べたように、これ以上、法に訴え続ければ、だれにとっても非生産的な結果しか生まれないと考えたためだ」
 フライは、歴史的に見て、FIAと法的争いをした場合、さらに重いペナルティを科せられることがしばしばあるため、提訴を辞退したのではという考えについて否定した。
「そのことについては全く頭に上らなかった」とフライ。「私たちは、一番の得策を考え、チームやF1にとって賢明な決断を下しただけだ。歴史は歴史。私たちとしては、現在の状況を見据える必要がある。私たちが下した決断はバランスのとれたものであると思う」
「今回の件で、莫大な損益が出ると思う。じっくり計算したことはまだないが、私たちが果たさねばならない契約上の義務からすれば、ざっと1、000万ドルの支出になると思う」




レース

6/28(金) フリー走行 19:30〜20:30
スプリント予選 23:30〜24:14
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


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5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

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1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
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9位ウイリアムズ・レーシング2
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