BMWウイリアムズのアントニオ・ピッツォニアが、レギュラードライバーたちのケガの状況によってはサンマリノGPで代役を務められるよう、待機しているようだ。
　レギュラードライバーのマーク・ウエーバーがプレシーズン中に肋骨を骨折し、ニック・ハイドフェルドもポール・リカールでのテスト中に背中の痛みを訴えた。ケガがいまだ完治していない2人のうちいずれかが、ヨーロッパシリーズ初戦のサンマリノGPを欠場する場合に備えて、ピッツォニアが準備をしているようだ。
　SPEEDTV.comによれば、ピッツォニアは次のように語ったという。「2人のドライバーのどちらかが肉体的にベストコンディションでなければ、僕がイモラに出場するように言われている。レースに出場することになったら、ベストを尽くしてポイントを獲得するよう頑張るよ」
　ピッツォニアは昨シーズン、ケガのラルフ・シューマッハーに代わって4戦に出場し、6ポイントをチームに献上したが、チームのセカンドシート争いではハイドフェルドに破れた。
　しかし、チームのスポークスパースンは英クラッシュネットに対し、BARがマレーシアGPで直前に高熱を出した佐藤琢磨の代わりにすぐにアンソニー・デイビッドソンを走らせたように、チームはレギュラードライバーのケガや病気のことを考えて、別のドライバーを準備しておくのは通常のことだが、ピッツォニアが週末のグランプリに出場するという話は聞いていないと語った。

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