マレーシアGPのウイナー、フェルナンド・アロンソは今週末のバーレーンで再び好成績を挙げることに関して‘きわめて楽観的’だと述べた。もしそうなれば、彼はドライバーズ選手権の首位の座をさらに固めることにもなる。
ここまでの2戦で合計16ポイントを獲得し、チームメイトで現在ランキング2位のジャンカルロ・フィジケラを6ポイントリードしているアロンソ。しかし、彼は日曜には形勢が一気に変化する可能性についても十分に承知している。この週末、フェラーリが新車F2005を持ち込むことになっているからだ。
「今のところ、チームは間違いなく好調の波に乗っている。だから僕らはとても楽観的な気分で(バーレーンへ)向かおうとしている。ただ、確実に勝てるという保証はない」とアロンソ。
「高温のセパンでミシュランは素晴らしい性能を発揮した。タイヤにかかる負荷はバーレーンの方が小さいかもしれないが、温度がかなり高くなることは確かだから、タイヤの競争力に問題はないと思っている」
「車のパフォーマンスに関して言えば、開幕からの2つのサーキットでは僕らの車が最も戦闘力に優れていた。これはバーレーンでも続くかもしれない。昨年このサーキットで僕らがあまり速くなかったのは確かだけどね」
「大きなクエスチョンマークが付くのは競争相手となる他チームの状況だ。ここまでのところ、レースごとに違う相手が主なライバルだったからだ」
「やはりマクラーレンはかなり速いだろうと思うし、今回はフェラーリも新車を持ち込んでくる。だけど、正直なところを言えば、僕らは他チームの様子をそれほど気にするつもりはない。僕らには、この週末に対してどんなふうにアプローチする必要があるか、そして努力を注がなければならない領域はどこかが分かっているからだ」
「それにうまく対処できれば、僕には今回もトップを争えるという自信があるよ」