24日、仏ポール・リカールで行われたF1合同テスト2日目、トヨタのリカルド・ゾンタがトップに立った。
当日は変わりやすい天候だったが、ゾンタは前日の自己ベストをおよそコンマ5秒上回る1分03秒848をマークした。2番手、3番手のマクラーレン勢にコンマ数秒の差をつけており、上々の2日目だったといえよう。
そのマクラーレン勢、テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサとアレクサンダー・ブルツは、雨の降っていた午前中にミシュランの新しいインターミディエイト・タイヤを履き、ロングランを何度も繰り返した。セッションがスタートした時点では、ふたりともMP4-19Bでテストを行っていたが、午後からはデ・ラ・ロサがMP4-20にスイッチ。新しいサスペンションのセッティングに取り組み、結果的に2番手タイムをマークしている。ブルツはデ・ラ・ロサとおよそコンマ1秒差のタイムをマークして3番手につけ、マクラーレンはポール・リカールでの走行を終了した。
4番手、5番手はルノーの2台。フランク・モンタニーとヘイキ・コバライネンはトラブルに見舞われることなく2日目の走行を終えている。だが、午前中に雨が降ったことで、本格的なパフォーマンスを示す走行には至らず、走行距離を伸ばすにとどまったようだ。その後コンディションが回復するにしたがって、彼らは集中的にマシンのセットアップ作業に取り組んだ。
この日のテストではモンタニーがコバライネンを上回ったが、マクラーレン同様、チームメイト同士のタイム差はわずかだ。
前日にトップタイムをマークしたアンソニー・デイビッドソンは、自己ベストを更新したものの、6番手に終わっている。7番手は僚友のジェンソン・バトン。トヨタのオリビエ・パニスに代わってテストに参加したヤルノ・トゥルーリは最下位だった。
Paul Ricard(24 March)
Leading performances
1
Ricardo Zonta
Toyota-Toyota
1'03.848
69Laps
2
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'04.496
93Laps
3
Alex Wurz
McLaren-Mercedes
1'04.593
107Laps
4
Franck Montagny
Renault-Renault
1'04.695
71Laps
5
Heikki Kovalainen
Renault-Renault
1'04.827
143Laps
6
Anthony Davidson
BAR-Honda
1'05.180
44Laps
7
Jenson Button
BAR-Honda
1'05.309
74Laps
8
Jarno Trulli
Toyota-Toyota
1'06.725
40Laps
all cars on Michelin tyres
Weather/Track conditions:Mild damp
All times unofficial - courtesy of McLaren