マレーシアGP木曜記者会見U
2005年3月18日
デイビッド・クルサード(レッドブル・レーシング)
Q :まず開幕戦を振り返ってもらおうか?
DC:予選については同じ意見だ。当然ながら、予選1回目でいい時間帯に走れたのは大きかったけど、他のチームは必然的に予選2回目のストラテジーを変更せざるを得なかった。でも、僕らは自分たちのストラテジーに関しては他のチームと変わらないと分かっていた。たぶん、他のチームよりも2周分くらいは余計に走れるはずだった。予選2回目が少しばかり遅かったのは、そのせいだと思うんだ。それでもなお、週末の間の自分たちの基本的なペースは、予想したよりも最速タイムに近かったと思う。ポイントを獲得してレースをフィニッシュできたからね。全体的なペースは昨年のジャガーのマシンよりもよかったから、またポイントが取れたとしても驚くことじゃないだろう。でもノーマルな走行状況下では、ビッグ4チームの次あたりだろうね。
Q:オーナーも違う新しいチームは、何が不足しているんだろう? 君は過去にマクラーレンとウイリアムズに所属していた。今のレッドブル・レーシングは、何をやるべきだと思う?
DC:全てが当然やるべきことかな。チーム関係者にはなんら問題はないけど、テクノロジーを開発するための安定性と投資が必要だ。少しだけ今年のレギュレーションが変更になって、毎年それらの変更に対処しなくてはならない。でも、現在のエンジン・サプライヤーとの関係を維持すること、もしくはマニュファクチャラーとの長期的な関係を築くことは重要なんだ。そして、できるだけ早くそれを理解し、全ての分野に投資を増やしていけば、他チームの開発ペースについて行ける。ようやく1戦目を向かえドライ・コンディションではあったけれど、ジャンカルロが言ったように、さまざまな要素が加わっていた。でも、19戦目までにみんながどれだけ速くなるか、そこを考えなくてはならない。つまり、僕らが今のポジションを維持できるかってことさ。もちろん、夢はビッグ・チームとのギャップを埋めることだけど、僕らのような小さなファクトリー、小さなリソースしか持たないチームがそうできるだろうか? だから、シーズンを通してタイム差の開きを最小限にとどめることがポイントだね。
Q:君のラップタイムを見ると、レース中のファステストから1秒しか違わなかったね。どちらかといえば、満足だったんじゃないだろうか?
DC:そうだね。僕はフェルナンドのタイムはコースを1周する間プッシュし続けて、彼が全力を尽くして叩き出されたものだと思いたいね。その一方で、ジャンカルロは最初のコーナーで勝利を手に入れたも同然だったから、自分のポジションを守るだけだった。僕自身はいくつかの場面でもっとプッシュできたかもしれないけど、マシンの動きに予想できない部分があったんだ。なぜなら、レース距離を走りきったのは初めてだったからね。テスト期間中はそこまで走れなかったこともあって、愚かなミスをしてどこかでコースアウトするよりも、慎重に走行しながらポジションを守る方がよかった。もう少しファステストとの差を縮められたかもしれないと言うのは、くどいけどね。
Q:じゃあ、かなり自信があるんだね。
DC:2台ともポイント圏内でフィニッシュできたなんて、チームにとってはクリスマスプレゼントみたいなものだと思うよ。状況が一役買ってはいたけれど、それもグランプリが生み出すものなんだ。メルボルンに向かいながら想像したタイムよりも―― 僕が期待していたタイムよりも、速かったから今後の仕事を進めていくうえで、うまく乗り切るための後押しになると思うね。
Q:デイビッド、ここのサーキット、最高気温、それにジャンカルロが言ったような、タイヤへ厳しさといったこともあって、つまりはこれらのシチュエーションでうまくいけば、シーズンの残りもOKという意味になるだろうか?
DC:南の島で人生の第2章を送るような人々が考えそうな意見だね。タイヤについては、ドライバーの大半が選ぶタイヤや、また、以前にプライムとオプションという2種類のタイヤを用いたレースがどんな展開だったかを考えれば、ここに持ち込まれたプライムもオプションもかなり保守的だと分かるだろう。だから、タイヤに関する問題は起きないと思う。もちろんだけど、暑さは問題だ。でも(エンジンについては)、冬季テストの間にラジエーターに強力なテープをぐるぐる巻いて、エンジン熱をシミュレートできるんだ。まったく同じではないけれども、猛暑の中でエンジンを回してみたければ、そういう手法もある。他の全パーツもテストできる究極のテストだよ。
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |