ビルヌーブ「F1が退屈になった理由は……」
2005年3月3日
1997年のワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブによれば、F1が“退屈なもの”になったのはフェラーリのせいではなく、もはや“ヒーロー”がいなくなったためだという。
2003年末にBARを追い出された後、今季ザウバー・ペトロナスのドライバーとしてF1復帰を果たしたビルヌーブは、英国のガーディアン紙に対して、多くの大企業がF1に関与するようになったために、ドライバーたちは事実上言論の自由を奪われているにも等しいと述べた。
「どうして最近のF1がこれほど退屈なのか、その理由を知りたいかい?」とビルヌーブ。「理由は簡単だ。最近のレースにはヒーローがいないからさ」
「いつでもフェラーリが勝つワンサイドゲームになっていることとは関係ない。盛り上がらないのはヒーローがいないからだよ。大企業はどこでも彼らのドライバーが企業イメージにキズを付けるのをイヤがるから、ドライバーは自分の考えを口に出せない。ドライバーは基本的に個性を持つことを禁じられているんだ。個性のないヒーローなんて想像もできないだろう?」
日曜日にオーストラリアで幕を開ける新たなシーズンに関して、ビルヌーブは特に何かが変わるわけではないとしながらも、昨シーズン終盤の3レースにルノーでカムバックした後、フルタイムのドライバーとして復帰できるのはうれしいと語った。
「スキーやアイスホッケーを思う存分楽しめてハッピーだったよ。だけど、やはり僕はレーシングドライバーだったし、今でもそうだからこうして戻って来た。これが僕の仕事なんだ。ただ、いったい僕がザウバーでどのくらいのポジションを狙えるのか、いまだによく分からないけどね」
「僕は競争をするのが好きだ。でも、現実から目を背けることはできない」
関連ニュース
6/21(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
6/22(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
6/23(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
※スペインGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
※スペインGP終了時点
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |