チーム存続を巡って様々な憶測が囁かれ続けたジョーダンF1チームだが、来季もエディー・ジョーダンの指揮のもと、グリッド上にその姿を現す可能性が高くなってきた。
　資金繰りが難しくなり、2004年はなにかと大変な1年となったジョーダン。コンストラクターズ選手権でも9位に低迷し、来季はチームを売却する可能性がかなり高く、アーデン・インターナショナルのオーナー、クリスチャン・ホーナーとミッドランドF1と交渉中だと見られてきた。
　しかし、海外の報道によれば、いずれもジョーダンとの売却交渉は合意に至らず、F1チームの価値が今以上のものになり、評価額が上がるまで売却は保留になったという。
　エディー・ジョーダンは、新たなシーズンに向けて自動車ビッグメーカーを相手に孤軍奮闘を続けることになったが、いまだ2005年シーズンの予算を決定できないでいる。トヨタとのエンジン契約は、2004年のエンジンサプライヤーだったフォードより安価で行われたようだが、持参金を条件とした来季の3人のドライバーラインナップについて、開幕戦まで3ヶ月を切ったいまも決められないでいる。
　ドライバーについては当初、クリスチャン・アルバースとライアン・ブリスコーが有力候補と見られていたが、アルバースは先日、ミナルディと契約を交わした。ブリスコーについても、来季はチップ・ガナッシからIRLへ参戦する道を模索していると見られているいま、2005年のラインナップは昨年ジョーダンでテストドライバーを務めたティモ・グロックとロバート・ドーンボスの可能性が高くなってきた。

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