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「一番悔しいのは琢磨」中本修平レポート

2004年10月18日

 先日16万人もの観客が詰め掛けた日本GPについて、HRDエンジニアリング・ディレクターの中本修平氏が次のようなコメントをしている。

 「台風の影響で、F1史上初めて予選と決勝レースが同日に行なわれた日本GP。佐藤琢磨とジェンソン・バトンはグリッド4、5番手を獲得し、レースでも好結果が期待された。結果こそバトンが3位表彰台、琢磨も3年連続入賞となる4位に入ったが、優勝したミハエル・シューマッハ、2位のラルフ・シューマッハにはまったく届かず。不完全燃焼のレースとなってしまった。」
 「3位4位という結果は、正直残念でした。琢磨君は大きなプレッシャーの中で、最後まできちんと仕事をこなしてくれましたし、ジェンソンはHondaとしては92年以来となる日本GPでの表彰台に上がってくれたので、その部分はホッとしています。でも、ちょっと残念です。選手権2位も決めきれなかったし。」
 「こういう結果になってしまった一番の原因は、まずバトンは、2セット目のタイヤを使い切れなかったこと。その間に前との差が開いてしまって、追撃できませんでした。バトンは、スタートはニュータイヤだったんですが、2セット目はダミーグリッドに付く前に1周走って、簡単な皮むきができていたものでした。レースが進むにつれて、路面にはどんどんラバーが付いて、コンディションが良くなることは分かっていました。それで、最初のピットインの際にフロントウイングのフラップを調整したんですが、路面変化が予想以上に大きくて、アンダーステアが大きく出てしまいました。」
 「一方、3回ストップ作戦の琢磨君は、4セットすべてニュータイヤでした。新品じゃないタイヤを使用すると、耐久性は出るがバランスが変わってしまうことが多々あります。それで琢磨君の方は、ニュータイヤを選択しました。」
 「BMWウィリアムズが2位に入ったわけですけれど、それが誤算だったとは思いません。むしろ、我々もあれくらいは走れるはずでした。」


―結果的に3回ストップよりも、2回ストップ作戦が正解だったんでしょうか?
 
 「一応事前のシミュレーションでは、若干2回ストップ作戦の方が有利でした。あくまでも若干なんですが。金曜日から普通に走って、路面にラバーも乗ってという普通のグランプリの状況だったら、2回ストップの方が良かったと思います。だけど、今日みたいに、新品のタイヤでぶっつけ本番でレースを戦わなければいけないという状況では、3回でも間違いではありません。」
 
―次は最終戦のブラジルです。
 
 「ブラジルは、我々のパッケージングで考えると、ここよりももう少しパフォーマンスを出せるサーキットだと思っています。できれば今シーズン中に勝ちたい。そうじゃなければ二人揃って表彰台と、その辺までいきたいですね。」
 「まあ、最下位チームでスタートした我々が、選手権2位まで上がってこれたということは、それなりには評価しています。けれど、2位はしょせん負け。まだまだです。フェラーリは、われわれの2倍以上のポイントを取っているんですから。」




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