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ブリヂストン、母国で勝利を目指す

2004年10月4日

 ブリヂストン・モータースポーツは、F1最終戦の前の一戦となる日本GPに向けて、忙しく準備を進めてきた。何としても、母国のサポーターたちに、記憶に残るレースをプレゼントしようという意気込みだ。主要なエンジニア数名が、中国から直接日本に移動する一方で、他の者たちはヨーロッパに戻り、フェラーリ、ジョーダンの両チームと共に、ヘレス、フィオラノ、シルバーストンで直前テストを行った。すでにチャンピオンは決まっているが、フェラーリは最後まで戦い続けようとしているし、ジョーダンは困難なシーズンの終わりに士気を高めるべく、鈴鹿でのポイント獲得を目指す。また、同じくブリヂストンを履くザウバーとミナルディも、シーズンの終わりが近づいている今、なおもハードプッシュを続けている。特に、ザウバーのジャンカルロ・フィジケラとフェリペ・マッサは、頑張りがいのある状況だ。フィジケラは現在、総合ランキング10位だが、マクラーレンのデイビッド・クルサードとはたったの3点差、BARの佐藤琢磨とは5点差だ。マッサは、1点差しかないウイリアムズのラルフ・シューマッハーを追い越そうと狙っている。
 安川ひろしモータースポーツ・ディレクターは、次のようにコメントした。「ブリヂストンは、ホームグランプリである日本に臨むが、先日は、初開催の中国GPで、ルーベンス・バリチェロがまた勝利を挙げた。ザウバー・ペトロナスのドライバーたちもさらにポイントを獲得し、非常に嬉しいことだった」「中国GPは、レース用の立派なコースと素晴らしい施設をF1にもたらしてくれた。彼らは、その成功を祝福されてしかるべきだろう。とはいえ、今度は母国グランプリということで、私たちは非常に興奮している。鈴鹿では、1000人以上のブリヂストンの従業員が、提携チームを応援するチャンスを得られるのだ。F1プログラムに関わっているスタッフの多くは日本を本拠としており、GPに足を運んでブリヂストン勢の活躍を実際に見るチャンスは今回しかない。彼らにいいショーを見せられるように、頑張るつもりだ」


 鈴鹿は、今年は最終戦ではないが、それでもこれまでと同様にエキサイティングなレースとなる可能性は十分だ。約1400本のタイヤが、東京郊外の工場から陸路で運ばれる。それは、5種類のドライ用スペックと、1種類のウエット用スペック、1種類の荒天用スペックからなっており、どれも5.807kmの鈴鹿サーキットのために特別に製造されたものだ。菅沼寿夫テクニカル・マネージャーは、次のように説明した。「鈴鹿はタイヤに厳しいことで知られている。路面がザラザラしているため、中位から硬めのコンパウンドを使用したタイヤを持っていく必要がある。レイアウトもチャレンジングで、8の字型のコースのために、左右両方のタイヤにストレスがかかる。コースの起伏とも相まって、タイヤとマシンのバランスが重要になり、タイヤの摩耗がこのコースでのパフォーマンスの鍵となるだろう」「鈴鹿で競争力を発揮するためには、たとえばS字やスプーン、130Rのような高速コーナーで、効率のよい方向転換が重要だ。過去の経験から私たちは、よいラップタイムにはタイヤの安定性が欠かせないということを学んだ」「もっと一般的な点からいえば、このレースの週末、母国のサポーターたちによい成績をプレゼントするために、私たちは最善を尽くすつもりだ。これは18戦のうちの1戦にすぎないし、事前にテストができないコースではあるが、私たちは母国で競争力を発揮できるだろうと予想している。なんといっても、これは私たちがよく知っているサーキットだからね」


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