BARホンダは、前戦イタリアGPで、チームとして過去最高のポイントを獲得し、コンストラクターズで2位のポジションに就いた。その座を守るべく、チームは中国で初めて開かれるグランプリに臨む。ジェンソン・バトンとサードドライバーのアンソニー・デイビッドソンは、先月上海を訪れ、バトンはホンダ・アコードで新しいサーキットの一部を走行するチャンスに恵まれた。「上海で走るのはとても楽しみだよ。すごくスペシャルなサーキットだからね」とバトン。「新しい施設も、サーキットのレイアウトも素晴らしい。F1の誰もがそこでレースをするのを楽しみにしてるんじゃないかな」「かなりダウンフォースを高く設定することになると思う。ターン1やバックストレートの出口など長いコーナーがあるから肉体的にもタフなサーキットになるだろうね」とバトン。「いいレースができると思うよ。オーバーテイクのポイントがいくつかあるから。それは上海で観る人にとってもF1にとっても大事なことだよね」
佐藤琢磨はイタリアGPで4位に入りその存在感を示した。そしてバーレーンで見せたパフォーマンスを中国で再現し、チームにもっとポイントで貢献したいと考えている。「今年はF1にとってとてもエキサイティングな年だと思う。新しく2つのレースが加わったからね」と佐藤。「バーレーンで初開催のGPというものを経験したけど、そこはすごくエキサイティングだった。上海でのレースも同じような感じになるんじゃないかな」「日本人として、中国はすごく近い場所だし、アジアでもうひとつのGPに参加できるということはとても嬉しいことだね。僕は上海に行ったことはあるんだけど、サーキットへは行ったことがないんだ。だからトラックにも施設にもすごく興味があるね。そのトラックについてはポジティブな情報は得ている。エキサイティングで肉体的にキツいということをね。鈴鹿でのホームGP直前のレースだから、僕には特に重要なんだ。来週末にそこで初めて走れるのを本当に楽しみにしているし、モンツァでいい結果を得たからそのままチームの勢いをキープできると思ってるんだ」