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シューマッハー、引退の噂を一蹴

2004年9月2日

 ミハエル・シューマッハーは、モンツァテストの初日に行われた記者会見で、彼が引退を表明するだろうと考えていた関係者の予想を一蹴した。
 歴史的なモンツァ・サーキットで来週末に開催されるヨーロッパラウンドの最終戦、イタリアGPに向け、F1関係者は準備に追われているところだったが、シューマッハーが記者会見を開くという知らせが舞い込んだため、当然のことながらさまざまな関心や憶測が沸き起こった。7度目のワールドタイトルを手に入れたのを理由に彼は引退を表明するだろう、そんな風に多くの報道関係者が想像していたからである。だが、シューマッハーは引退の意思など全くないと念を押しただけであった。
「僕が引退を表明すると噂されていたのを知っている。その期待を裏切ってごめんよ」。そう言ってシューマッハーは微笑んだ。「僕はまだ、レースで戦うのをやめない。そのために生きているし、その気持ちがあって自分がまだ十分に戦える間はレースを続けるよ」
 もう成功することにも飽き飽きしているのではないか、と問われると、シューマッハーは栄誉の上に胡座をかいたりしないと答えた。
「正直、僕は決して過去を振り返らないんだ」と彼は説明を加えた。「いつも次の目標を決めて集中している。そして、次のゴールを明確にするために、シーズンオフがあるんだ」
 シューマッハーは、まだ4レースを残しタイトルを獲得したことで、以前よりもリラックスしていると認めた。今シーズンは、彼にのしかかる責任はこれまでより軽かったように見えるが。
 彼は今季のフェラーリのパフォーマンスについて語った。「僕たちはもっと厳しいレースがあると思っていた。だけど、はっきり言って、僕らは素晴らしい仕事をした」
 さらに、「今シーズンは、間違いなく僕のキャリアの中でもベストシーズンだよ。これから先は、ドライブするのがもっと楽しくなるだろう。次のモンツァに始まってレースのひとつひとつ、戦術も考えずに集中できるのだからね」と語った。
 こういった彼の発言に、ライバルたちはさらに脅威を感じるのではないだろうか。しかしシューマッハーは、フェラーリは2005年のマシン開発に集中し、今季中は基本的に今のままのマシンで戦うとも語っており、ライバルたちも少しは安心できるのかもしれない。
 彼は「仮に(F2004に)変更があったとしても、微々たるものだよ」と認めた。
 シューマッハーは、今週末にドイツのニュルブルクリンクで開催される「フェラーリ・レーシングデイズ2004」というイベントのゲストとして招かれる予定だ。彼は、日曜日に、昨年のタイトル獲得車F2003−GAで何周かデモ走行することになっている。




レース

6/28(金) フリー走行 19:30〜20:30
スプリント予選 23:30〜24:14
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

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3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
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