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紛争、天災、財政難。中東大会の中止を機に辿る2000年以降のF1開催中止の歴史と背景
2026年4月27日
2026年のF1は、開幕3戦目として実施された日本GPを終えた後、想定外の“休暇”ができることとなった。実際のところは、各チームともライバルに対する遅れを取り戻す、あるいは、さらなる優位性を得るための開発期間に充てられているはずだが、ファンとしてはやはり、カレンダーにぽっかりと穴が開いてしまった感は否めないだろう。
その原因となったのは、ご存知とおり、アメリカとイスラエルがイランを攻撃したことに端を発する中東情勢の緊迫化だ。湾岸地域の情勢悪化によって当初4月に予定されていたバーレーンGP、サウジアラビアGPというふたつのイベントが中止に。コロナ禍を除いては稀な、シーズン中のカレンダー変更の例に加わることとなった。そこで本稿では、今年の中東2大会以前に中止や延期となった2000年以降のグランプリを紹介していく。
まず、2001年から昨季までの計25回のシーズンで開催が中止されたグランプリの総数だが、これは『24』に上る。ただし、この中にはCOVID-19(新型コロナウイルス)パンデミック期間中の複数大会が含まれ、それが3分の2を占めている。
例えば、日本GPやシンガポールGP、カナダGPは2020年と翌21年の両シーズンとも開催が叶わず。同じく2年連続で中止となったオーストラリアGPでは、2020年シーズン開幕の前日に中止が決定する異例の事態となった。
また中国GPに関しては、カレンダー復帰を果たした2023年も『ゼロコロナ政策』の影響を受け、ふたたび中止を経験。2020年と21年に続き、都合3度キャンセルとなっている。
この他にコロナ禍で開催中止に追い込まれたイベントは、モナコGP、アゼルバイジャンGP、フランスGP、アメリカGP、メキシコGP、ブラジルGP、そして2020年に初めてF1が訪れるはずだったベトナムGPだ。

パンデミック関連を除いてもっとも最近の事例は、2023年のエミリア・ロマーニャGPだ。イモラ・サーキットで実施される予定だった同グランプリは、直前にイタリア北部を襲った記録的な豪雨と洪水被害により中止を余儀なくされた。
反対にもっとも古い事例は、タバコ広告禁止を巡る対立から開催中止となった2003年のベルギーGP。鈴鹿サーキットと並んでドライバー人気の高い、スパ・フランコルシャン・サーキットが舞台となるグランプリは翌年に復活したが、2006年に今度は施設改修工事の遅れを理由にふたたび中止されている。
2010年代は、ふたつのグランプリが中止となった。ひとつは2015年のドイツGPだ。ニュルブルクリンクでの開催が予定されていたものの、財政難に陥っていた同サーキットとF1側の交渉が決裂。この頃、1年ごとに交互開催していたホッケンハイムでの代替開催も検討されたが、最終的にはキャンセルされることとなった。
もうひとつは2011年のバーレーンGPであり、アラブ諸国での大規模な民主化運動、通称『アラブの春』の影響を受けてのものだった。政治的要因でのグランプリ中止は2022年にもあり、ソチ・オートドロームでの最終年に予定されていたレースは、ロシアによるウクライナ侵攻を理由にF1側が開催中止を決断している。
改めて2026年シーズンに視線を移すと、今年の終盤には第21戦カタールGPと最終戦/第22戦アブダビGPが控えている。言うまでもなく、これらは中東地域で実施されるグランプリであり、今後も先が見通せない情勢が続いた場合、最悪のケースも考えられる。一日でも早い秩序の安定、情勢の正常化が実現し、この心配が杞憂に終わることを祈るばかりだ。
■中止となったグランプリ一覧(2000年〜2026年4月)
| シーズン | グランプリ | 開催地 | 原因 |
|---|---|---|---|
| 2003年 | ベルギーGP | スパ・フランコルシャン | タバコ広告禁止法を巡る対立 |
| 2006年 | ベルギーGP | スパ・フランコルシャン | サーキットの改修工事の遅れ |
| 2011年 | バーレーンGP | バーレーン・インターナショナル・サーキット | 『アラブの春』にともなう国内情勢の不安 |
| 2015年 | ドイツGP | ニュルブルクリンク | サーキット運営会社とF1側の交渉決裂 |
| 2020年 | オーストラリアGP | アルバート・パーク・サーキット | COVID-19(新型コロナウイルス)の流行 |
| 中国GP | 上海インターナショナル・サーキット | ||
| モナコGP | モンテカルロ市街地コース | ||
| アゼルバイジャンGP | バクー市街地サーキット | ||
| フランスGP | ポール・リカール・サーキット | ||
| シンガポールGP | マリーナベイ市街地サーキット | ||
| 日本GP | 鈴鹿サーキット | ||
| カナダGP | ジル・ビルヌーブ・サーキット | ||
| アメリカGP | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ | ||
| メキシコGP | アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス | ||
| ブラジルGP | インテルラゴス・サーキット | ||
| ベトナムGP | ハノイ・サーキット | ||
| 2021年 | オーストラリアGP | アルバート・パーク・サーキット | 前年に続き、検疫措置や入国制限が影響 |
| 中国GP | 上海インターナショナル・サーキット | ||
| カナダGP | ジル・ビルヌーブ・サーキット | ||
| シンガポールGP | マリーナベイ市街地サーキット | ||
| 日本GP | 鈴鹿サーキット | ||
| 2022年 | ロシアGP | ソチ・オートドローム | ロシアによるウクライナ侵攻後、契約解除 |
| 2023年 | 中国GP | 上海インターナショナル・サーキット | 厳格な『ゼロコロナ政策』の影響 |
| エミリア・ロマーニャGP | イモラ・サーキット | 記録的な豪雨と洪水被害 | |
| 2026年 | バーレーンGP | バーレーン・インターナショナル・サーキット | 中東情勢の緊迫化 |
| サウジアラビアGP | ジェッダ・コーニッシュ・サーキット |
(autosport web)
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| 予選 | 結果 / レポート | |
| 3/29(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 72 |
| 2位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 49 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
| 5位 | ランド・ノリス | 25 |
| 6位 | オスカー・ピアストリ | 21 |
| 7位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 8位 | ピエール・ガスリー | 15 |
| 9位 | マックス・フェルスタッペン | 12 |
| 10位 | リアム・ローソン | 10 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 135 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 90 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 46 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 18 |
| 5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 16 |
| 6位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 16 |
| 7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 14 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


