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海外勢にも浸透した『弁当』文化。豊富な種類に写真も用意と、細やかな心遣いが鈴鹿の魅力/現場写真日記

2026年3月28日

 2026年のF1日本GPも2日目が終了した。鈴鹿サーキットにはセッション終了後も大勢の観客が残っており、暗くなるまで楽しむことができるのも魅力のひとつ。もちろん取材をする側にも魅力があり、そのひとつがメディアセンターで提供される食事だ。現地の様子をF1ジャーナリストの尾張正博氏がお届けします。

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 鈴鹿のメディアセンターにも、いろいろとお世話になった。その名物といえば、お弁当。『弁当』は英語で『lunch box(ランチボックス)』だが、2010年ごろにフランスで漫画ブームが起きたタイミングで、日本の弁当文化が浸透。いまでは『Bento』は世界共通の単語となった。その影響か、鈴鹿のメディアセンターで提供される弁当も海外のジャーナリストから人気を集めるようになっただけでなく、メディアセンターに隣接するカフェテリアで食べるのではなくて、日本人が学校給食を教室で食べるようにメディアセンターの自分の席で食べる人が増えた。30年前はメディアセンターで物を食べていると、「ここはレストランじゃないよ」と嫌味を言われたものだが、そんなことを言う人はいまはもういない。

現場写真日記
鈴鹿サーキットのメディアセンターで提供されるお弁当

 鈴鹿のお弁当は朝食(軽食)、昼食(弁当)、夕食(弁当)と1日に3度提供される。しかも、弁当は昼食が4種類、夕食が3種類と豊富。海外の人たちが理解しやすいように、中身の写真が提示されている。日本系の航空会社も機内食をサービスする際に写真を見せるのと同じだ。「ビーフorフィッシュ」と言われても、どんな料理かがわからないと選びにくい。さらに2025年からはベジタリアン弁当も追加。こういう細やかな心遣いが鈴鹿の特徴だ。

現場写真日記
お弁当の中身を写真で確認できる

 さらに今年は忙しいメディアのために仕事しながら片手で食べられるようにおにぎりも追加した。

現場写真日記
軽食のおにぎりも

 海外のメディアセンターの食事の多くはビュッフェスタイルが多いの対して鈴鹿はお弁当なので、どうしても冷めた食事となる。そこで数年前から電子レンジを置いて、いつでも温かい状態で食べられる。さらに小腹が空いたとき用に、スナック類も充実。もし鈴鹿が年に2回あったら、筆者の現場取材活動ももう少し寿命が延びていたかもしれない。

現場写真日記
日本のお菓子、菓子パンも充実

 筆者の現役引退とほぼ時を同じくして、この日本GPで長年愛用してきたコンデジが言うことを聞かなくなった。電源を入れると自動でレンズが飛び出て、カバーが開くのだが、そのカバーが半開きで止まってしまう。

Masahiro Owari
レンズカバーが半開きに。そしてそのレンズの先には、キャデラックのバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスが歩いていた

 バルテリ・ボッタス(キャデラック)といえば、日本GPの際に必ずと言っていいほどCoCo壱のカレーを食べるそうだが、筆者はボッタスが通う前からの常連。今年も立ち寄ったら、なんとアウディのスタッフたちがレトルトカレーを大人買いしていた!!

現場写真日記
アウディのスタッフがCoCo壱でレトルトカレーをご購入

 予選後のポールポジション・アワードでプレゼンターを務めた琴桜関。「スピードと音、生で見るF1は迫力がテレビとは全然違いました」と。

現場写真日記
ポールポジション・アワードのプレゼンターを務めた琴桜関

 土曜日の夜のピットレーンの光景もまた、日本GPならでは。鈴鹿って、本当にいい場所だ。

現場写真日記
暗くなってもサーキットには大勢のお客さんが残っている

 この表彰台に日曜日の午後3時半すぎに、だれが上がるのか? 残り1日、初心を忘れず、取材を続けたい。

現場写真日記
明日のレースと現場写真日記をお楽しみに!


(Text & Photo : Masahiro Owari)


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