F速

  • 会員登録
  • ログイン

【F1中国GP予選の要点】初ポールのアントネッリ、決勝は僚友ラッセルとの真剣勝負。まずはスタート改善が課題

2026年3月14日

 アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が、2026年F1第2戦中国GPで初ポールポジションを獲得した。F1デビュー26戦目。19歳6カ月17日での初ポール獲得は、セバスチャン・べッテルの21歳72日を大幅に更新する史上最年少記録だ。17歳でF1デビューしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)でさえなし得なかった大記録を、去年ハイスクールを卒業したばかりの若者が打ち立てた。

 たしかに2026年はメルセデスが圧倒的に強い。そしてアントネッリの初ポール獲得は、チームメイトのジョージ・ラッセルがQ3序盤にマシントラブルに見舞われ、終盤にギリギリ1アタックを刻むことが叶うも本来の力を出しきれなかった、という事実にも大きく助けられた。ラッセルはチェッカー2分前にようやくコースインが叶い「タイヤのウォームアップもバッテリーも十分じゃなかったよ」と、アントネッリの0.222秒落ちの2番手が精一杯だった。


 とはいえ今週末のアントネッリは先輩ラッセルに対し、かなりいい勝負ができている。予選一発の速さこそラッセルに及ばないものの、スプリント予選は0.29秒落ちの2番手。スプリント自体はスタートで大きく出遅れ、10秒タイムペナルティもあり5位に終わったが、初日フリー走行でのロングランペースはラッセルを凌いでいた。


 アントネッリがF1にデビューした去年は、予選ではラッセルに3勝21敗。レースでの獲得ポイントでも、選手権4位のラッセルにダブルポイントをつけられての7位と、その差はまだまだ大きかった。とはいえ1年目にして初フロントロウ、2度の表彰台獲得と、着実に成長の階段を登ってきた。

2026年F1第2戦中国GP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

 2025年はまだ、自分の速さを証明しようという気持ちが強すぎたのか、荒削りなドライビングも目立った。だが2年目の今季は、ずっと落ち着いている印象だ。予選後のヒーローインタビューでも「ラッセルにトラブルが出て、焦らなかったか?」という質問に対し「とにかく集中していこうと思った。ミスのないラップができると、自分に言い聞かせたんだ。そしたら、そのとおりになった」と、笑顔で答えていた。


 アントネッリのポールラップ映像を見ると、メルセデスW17はコーナリングでフロントがスムーズに入り、リアが破綻しにくい。非常に安定した、運転しやすいクルマであることがよくわかる。予測不能の挙動と格闘しなければならないフェラーリとは、ずいぶん違う。にしてもアントネッリのコントロール能力、スピード感覚はやはり並のレベルではない。


 ではアントネッリは、ラッセルを真剣勝負で打ち破ることができるだろうか。今週末のデータを見る限り、アントネッリはセクター3で大きくラッセルに遅れをとっている。長いストレートでのエネルギー回生のやり方で、まだ劣っているようだ。そして開幕戦、今回のスプリントと、2回続けて失敗したレーススタート。それを改善すれば、19歳のうちにF1初優勝を達成するする可能性は十分にありそうだ。

2026年F1第2戦中国GP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)


(Text:Kunio Shibata)


レース

3/13(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
3/14(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
3/15(日) 決勝 16:00〜


ドライバーズランキング

※オーストラリアGP終了時点
1位ジョージ・ラッセル25
2位アンドレア・キミ・アントネッリ18
3位シャルル・ルクレール15
4位ルイス・ハミルトン12
5位ランド・ノリス10
6位マックス・フェルスタッペン8
7位オリバー・ベアマン6
8位アービッド・リンドブラッド4
9位ガブリエル・ボルトレート2
10位ピエール・ガスリー1

チームランキング

※オーストラリアGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム43
2位スクーデリア・フェラーリHP27
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム10
4位オラクル・レッドブル・レーシング8
5位TGRハースF1チーム6
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム4
7位アウディ・レボリュートF1チーム2
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム0
10位キャデラックF1チーム0

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦バーレーンGP 4/12
第5戦サウジアラビアGP 4/19
第6戦マイアミGP 5/3
  • 最新刊
  • F速

    2026年4月号 Vol.2 シーズン開幕直前号