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「とても人工的」「オーバーテイクモードでタイムを稼げない」F1新規則での初レースを終え、不満や安全面への懸念を指摘

2026年3月10日

 2026年シーズンの第1戦オーストラリアGP終了後、自分たちのレースのやり方を好んでいたドライバーはほとんどおらず、「人工的なレース」と酷評した。


 メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームとスクーデリア・フェラーリHPのドライバー、そして2026年の唯一のルーキードライバーであるアービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム)は、ポジティブな面に言及し、少なくともきちんとしたコメントを出す前に、より多くのレースのサンプルが必要だと考えている。しかし彼らの背後には、新しいルールへの愛着は少ししか感じられなかった。

 予選後に「史上最高のマシンから史上最悪のマシンになった」と述べたランド・ノリス(マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム)はレース後、「パワーユニットが何をするのかを決めており、この新しいやり方はとても人工的だ」と語った。時には5台に追い抜かれ、どうすることもできないこともあるのだ。


 明らかに現状について不満を抱くノリスは、新規則がレースを危険にさらしていると主張した。


「まず最初に接近スピードの違いだ。人の行動次第で、接近スピードは時速30km、40km、あるいは50kmにもなる。そのスピードで誰かにぶつかれば、フェンスを飛び越えてしまう。自分自身も、そしておそらく他の人も大きなダメージを負うだろう。考えてみると、本当に恐ろしいことだ」

ランド・ノリス(マクラーレン)&セルジオ・ペレス(キャデラック)
2026年F1第1戦オーストラリアGP ランド・ノリス(マクラーレン)&セルジオ・ペレス(キャデラック)

 マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)は新規則を嫌っており、「レースは好きだけど、我慢には限度があるよね?」とまで述べた。


「FIAとF1は耳を傾けるのを厭わないと思うし、彼らが何らかのアクションを起こすことを願っている。僕だけがそう言っているわけではなく、多くの人が同じことを言っていると思う。ただ批判したいから批判しているわけではない。理由があって批判している。僕たちは適切に強化されたF1にしたい。今日もまたそれは叶わなかった。僕たちに必要なのは微調整ではない」


 オリバー・ベアマン(TGRハースF1チーム)は、決勝レース中にリンドブラッドの後ろで長い時間を過ごし、最終的に中団での争いに勝利したにもかかわらず、レース後にはフラストレーションを募らせた。


「アービッドとのバトルはいいものではなかった。20周か30周身動きがとれなかった」


「きつかったよ。オーバーテイクモードを使って得られるタイムはなかった。0.1秒だ。もちろんダーティエアーのなかでそれ以上のタイムを失うし、あの段階では非常にフラストレーションが溜まる」


 ベアマンは昨年までできていたことを振り返り、「少なくともDRSを使えばタイムを稼ぐことはできた」と指摘した。


「このトラック(アルバートパーク・サーキット)における2025年のDRS使用時のデルタタイムは0.6秒で、オーバーテイクのデルタタイムは0.9秒だった。今オーバーテイクモードを使うと、同じオーバーテイクデルタで短縮できるのは0.1秒だ」


「彼を抜くのに30周近くかかった。昨年なら、おそらく3周で彼を抜いていただろうデルタがあったのに。だからちょっと残念だ」

アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)&オリバー・ベアマン(ハース)
2026年F1第1戦オーストラリアGP ポジションを争うアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)とオリバー・ベアマン(ハース)

 またカルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)は、「バックストレートで全車がストレートラインモードを使用していて、僕としては、1周目のレースは安全なものではなかった。非常に危険で、マシンをコントロールするのがとても難しかった」と明かした。


「他のドライバーとレースをするときも同じだった。ストレートラインでのバトルだったら悪くない。というのも、昨年でいうDRSのようなものだからね。コーナリングが少しあって両車がストレートラインモードを使うと、安全ではないように感じる」


 サインツはストレートラインモードについて「エンジンのディプロイメント問題から少しでも守るために、エンジンに貼る絆創膏のようなものだ」と考えているという。


「昨日の予選では、リフト&コーストをクレイジーなくらいやっていた。なぜならすべてのチームが、もし今ストレートラインモードを使えなくなったら、今のディプロイメントではレースにすら出場できないからだ。だから絆創膏のようなストレートラインモードが必要だ。でも今のところは、僕としてはあまりうまく機能していないように見える」

カルロス・サインツ&アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
2026年F1第1戦オーストラリアGP カルロス・サインツ&アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)


(Text : GrandPrix.com)


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