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敗れたフェラーリが戦略を説明「タイヤを考えてステイアウトが最善と判断」2ストップを想定、予想外のタイヤの持ちに驚く

2026年3月9日

 2026年F1オーストラリアGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは3位、ルイス・ハミルトンは4位を獲得した。


 4番グリッドのルクレールと7番グリッドのハミルトンは、完璧なスタートを決め、ルクレールはターン1でトップに立ち、ハミルトンはセクター1の終わりには3番手に浮上した。その後、ルクレールとポールシッターのジョージ・ラッセル(メルセデス)は、順位を入れ替えながら、激しい首位争いを繰り広げ、そのすぐ後ろをハミルトンが走行した。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)とジョージ・ラッセル(メルセデス)のバトル
2026年F1第1戦オーストラリアGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)とジョージ・ラッセル(メルセデス)のバトル

 バーチャルセーフティカー(VSC)が11周目に導入された時、2番手と4番手を走行していたラッセルとチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリがすぐさまピットイン。一方、フェラーリはふたりをステイアウトさせ、暫定的にルクレールが首位、ハミルトンが2番手を走る形になった。その後、もう一度バーチャルセーフティカーが導入されたが、その際にはフェラーリにとって悪いタイミングでピットレーン入口がクローズされたことで入れず、結局ルクレールとハミルトンは有利な状況でのタイヤ交換を行うことはできなかった。


 それぞれがピットストップを済ませて、ラッセルとアントネッリの後ろ3番手と4番手を走行。メルセデス勢は早期のタイヤ交換にもかかわらずペースが落ちず、ルクレールとハミルトンはタイヤを生かして上位に迫ることもできなかった。終盤、ハミルトンがルクレールのすぐ後ろまで追いついたが、ルクレールが3位、ハミルトンは0.625秒差の4位でフィニッシュした。


 ルクレールと勝者ラッセルとのフィニッシュ時のタイム差は15.519秒にも及んだ。

2026年F1第1戦オーストラリアGP 表彰式
2026年F1第1戦オーストラリアGP 表彰式

 最初のバーチャルセーフティカー時にピットストップを行わなったことについては、ハミルトンもレース中の無線で「どちらかひとりは入るべきだった」とチームに対して述べていた。そうしなかった理由について、フレデリック・バスール代表は、次のように説明した。


「VSC中にピットインしないことを選択した。最適なレース戦略に集中していたからだ。その後、我々も、おそらくメルセデスもそうだと思うが、タイヤの寿命が非常に長いことに驚かされた。さらに2回目のVSCでは、我々がピットインできたはずのタイミングでピットレーン入口が閉鎖されてしまい、少し不運だった」


“最適なレース戦略”については、タイヤがこれほど長持ちするとも、1ストップが可能だとも予想していなかったため、最適なタイミングまでスティントを延ばすべきだと考えていたと、バスールは『Canal+』のインタビューで述べている。


「実際に、メルセデスはもう一度ピットインするつもりでいた。だが、タイヤの持ちがあまりにも良かったことに、我々全員が驚かされた。あのタイヤなら350周でも走れたはずだ」


「結局、メルセデスはそのアドバンテージを生かすことができたわけだ」


「現実的に言えば、昨日の時点で彼らは我々より0.8秒速かった。1ストップのレースになるとは、誰も予想していなかった。我々は自分たちにとって最適な戦略を目指し、その最適解はスティントを延ばすことだった」


「問題は戦略判断ではなく、単純に純粋なペースだ」

3位シャルル・ルクレール(フェラーリ)と優勝したジョージ・ラッセル(メルセデス)
2026年F1第1戦オーストラリアGP 3位シャルル・ルクレール(フェラーリ)と優勝したジョージ・ラッセル(メルセデス)

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=3位(58周/58周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード


「レースではかなり強さを発揮できたと思う。昨日の時点ではそれほど高い期待を持っていなかっただけに、これはポジティブな結果だ。スタートも良く、序盤の数周で多くのことを学ぶことができた。エネルギーのデプロイメント、タイヤ管理、オーバーテイクなど、同時に管理しなければならないことが非常に多いが、コクピットの中で状況にうまく対処できたことには満足している。ただ残念ながら、首位を守り切るだけのペースはなかった」


「開発面で全力を尽くし、差を縮めるために最大限プッシュしなければならない。この数日で多くの洞察を得ることができた。その知識を持ち帰り、中国に向けて一歩前進できるよう取り組んでいく」

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2026年F1第1戦オーストラリアGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=4位(58周/58周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード


「シーズン最初のレースとしては、このパフォーマンスに満足している。週末を通して多くの学びがあり、今日は出せるすべてを引き出し、パフォーマンスを目いっぱい発揮することができた。序盤から集中して走ることができ、レースを通じてマシンへの理解が深まり、最大限の力を引き出すために自分のインプットも調整していった」


「まだ学ぶべきこと、取り組むべきことは多いが、少なくとも僕たちが上位争いの中にいることは明らかだ。地に足をつけ、正確さを保ち、この基盤の上にさらに積み上げていくためにプッシュし続ける」

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)とアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2026年F1第1戦オーストラリアGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)とアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)


(autosport web)


レース

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ドライバーズランキング

※オーストラリアGP終了時点
1位ジョージ・ラッセル25
2位アンドレア・キミ・アントネッリ18
3位シャルル・ルクレール15
4位ルイス・ハミルトン12
5位ランド・ノリス10
6位マックス・フェルスタッペン8
7位オリバー・ベアマン6
8位アービッド・リンドブラッド4
9位ガブリエル・ボルトレート2
10位ピエール・ガスリー1

チームランキング

※オーストラリアGP終了時点
1位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム43
2位スクーデリア・フェラーリHP27
3位マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム10
4位オラクル・レッドブル・レーシング8
5位TGRハースF1チーム6
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム4
7位アウディ・レボリュートF1チーム2
8位BWTアルピーヌF1チーム1
9位アトラシアン・ウイリアムズF1チーム0
10位キャデラックF1チーム0

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第1戦オーストラリアGP 3/8
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦バーレーンGP 4/12
第5戦サウジアラビアGP 4/19
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