前回のドイツGPで再びポイントを獲得したジャガー・レーシングが、信頼性とスピードを増したジャガーR5と共に、更なるポイントの獲得を目指してハンガリーに向かう。
マーク・ウエーバー、クリスチャン・クリエン、ビヨルン・ウィルドハイムの3人のドライバーたちは、貴重な夏休みをエンジョイすると共に毎日体力作りを欠かさずに行ってきた。
ウエーバーは、今シーズン終了後にチームから離れることが決定しているが、気持ちはジャガーから離れていない。
「ホッケンハイムでのレース以来、忙しい日々を送ってきた。ホッケンハイムではジャガーR5が再びスピードと信頼性の光るパフォーマンスを見せ、3ポイントを挙げることができた。その後、僕は2005年からBMWウイリアムズでドライブすることに決めた。ウイリアムズへの移籍を決意したいま、ジャガー・レーシングの一員として、競争力のアップしたR5でできる限りの結果を出したい」
「ハンガロリンクでは、ハイダウンフォースのマシンが必要だ。トラックはオーバーテイクポイントがほとんどないし、コーナーもほとんどが低速だ。去年は素晴らしい週末となった。金曜日の予選も土曜日の予選もトップ3のタイムをマークし、決勝では6位に入った。今年も同じような結果が出るといいけれど、他のドライバーたちはみんなとても強いので、簡単にはポイントを獲得できないだろう」
クリエンは、ハンガロリンクを“ホームトラック”の1つと述べるものの、同サーキットでの経験はあまりない。しかし、トップ8に入ってポイント獲得することは可能だと考えている。
「ハンガロリンクは、F3000時代に2、3回走ったことがあるけれど、あまりよく知らないトラックだ。いつものように、金曜日のテストを最大限に活かし、コースについてできるだけ多くのことを学習したい。ブダペストはオーストリアに近いので、多くのオーストリア人ファンがサーキットに詰めかけるだろう。ハンガロリンクは僕の地元から最も近いサーキットの1つなので、ほとんどホームGPのようなものだ」
「ここのところマシンがかなり向上しているので、ハンガリーではドライブをエンジョイして、チームのために是非ポイントを獲得したい。今の僕たちはポイントに手が届くだけの力があるので、ポイント獲得を狙ってレースに臨む。コスワース・レーシングも益々進化したエンジンを作っている。コスワースとミシュランとチームと僕は、いい関係を保って週末を迎えられそうだ」