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「現時点では勝利を争えない」周囲の予想とは反対に現実主義のフェルスタッペン。さらなる改善を求める“勝者の考え方”

2026年3月5日

 新しい技術規則とパワーユニット(PU)を導入し、F1が根本的に新しい時代を迎えようとしているなか、オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは非常に慎重な姿勢を示した。バーレーンで行われた2回のプレシーズンテストを終え、ライバルたちはレッドブルのことをシーズン序盤戦のベンチマークとして注目しているが、4度のF1チャンピオンであるフェルスタッペンは期待を抑える必要があると主張している。


 今年はフェルスタッペンにとってF1で12年目のシーズンであり、こうしたリセットがどう機能するかをフェルスタッペンは理解している。テストでは順調に走行したものの、フェルスタッペンは開幕戦オーストラリアGPで勝利できるとは考えていない。しかしプレシーズンテストを振り返ったフェルスタッペンは、特に舞台裏で行われた大規模な変更を考慮すると、レッドブルの賢いオペレーションに勇気づけられたという。

「全体的に、問題がほとんどなかったという意味で、前向きな気持ちだ」とフェルスタッペンは『Viaplay』に語った。


「新しいエンジンを導入し、多くの新しいメンバーが加わったにもかかわらず、すべてをうまくコントロールできたことは、今でも本当に特別なことだと思っている。だからその点ではとても満足している」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2026年F1プレシーズンテスト(第2回バーレーン 3日目) マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 しかし、信頼性だけではグランプリに勝てない。そして絶対的なペースに関しては、フェルスタッペンは率直にこう語った。


「パフォーマンスを見れば、本当に上位で戦うにはまだ1歩前進する必要があると思う。というのも今の時点では優勝を争えるとは思っていない。現実的でいなければならない。新しいレギュレーションと自社製エンジンの導入によって、すぐにそうなる(勝てるようになる)とは予想していなかった」


 フェルスタッペンの現実主義は、パドックの余聞とは正反対だ。ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)をはじめとするドライバーたちは、レッドブルが序盤の有力候補になる可能性があると指摘している。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2026年F1プレシーズンテスト(第2回バーレーン 1日目) マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 それに対するフェルスタッペンの反応は、鋭いものだった。レッドブルの実りあるテストに対するライバルたちのパドックでの反応について、フェルスタッペンは「おそらく彼らも予想していなかったからだろう」と述べた。


「多分彼らはエンジンブローが起きると思っていたんだろう。その点では僕たちは素晴らしい仕事をしたし、物事をうまくコントロールできている。それは間違いなく誇りに思えることだ」


「一方で、僕たちはもっとパワーを得るために、まだ作業が必要だと認識している。でもそれは驚くことではない。今の立ち位置については誇りに思っているけれど、もちろん常に改善したい。勝者として、それが僕とチームのメンタリティだ。簡単な道のりではないという事実については、現実的に捉えている。それと同時に、前進するという野心も持っている」

■メルボルンはエネルギー管理の点で最も「不利なサーキットのひとつ」

 バーレーンが比較的寛容なテスト環境を提供したとすれば、メルボルンはまったく異なる課題を提示することになる。特に、F1の新しいエンジンの規則において、非常に重要な要素であるエネルギーマネージメントという複雑な分野においてはなおさらだ。


 フェルスタッペンは「まだ微調整が必??要な点がたくさんある」と認めた。


「エンジン面でもそうだ。レギュレーションは非常に複雑なので、常に改善できる箇所がある。僕たちは今まさにその作業で忙しくしている。もちろん取り組んでいる内容について詳しく説明することはできないが、常に改善の余地はある」


「エンジン自体の温度だけでなく、コンディションも常に考慮しなければならない。これはエンジンのパフォーマンスにいつも大きな影響を与える。そこはまだ僕たちが前進できる分野だと思う」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2026年F1プレシーズンテスト(第1回バーレーン 3日目) マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 長いストレートと限られた数のヘビーブレーキングゾーンで構成されたオーストラリアのアルバートパーク・サーキットのレイアウトは、エネルギーマネージメントの負担を増大させる。フェルスタッペンは「これまでの年よりも難しくなるだろう」と語った。


「エネルギー効率が他よりもわずかに優れているサーキットもある。でも今はかなり厳しい状況だ。その点では、バーレーンはカレンダーのなかでも(エネルギー効率が)優れたサーキットのひとつなので、スピードを落とす必要性はそれほど高くない。とはいえ、それでもまだある」


「メルボルンはこの点で最も不利なサーキットのひとつだ。ヘビーブレーキングが必要なコーナーはほとんどなく、長いストレートが多いからね。だから非常に難しいだろう。バッテリーの充電方法、つまりマニュファクチャラーとしてどのように充電するかという小さな違いや細部が、パフォーマンスに大きな影響を与える。とても複雑だ。それを可能な限り最適化するために、僕たちはシミュレーターで多くの時間を費やしている」


 レッドブルが開幕戦に根本的に異なるマシンを持ち込むかどうかについては、フェルスタッペンはジョークを交えて「いや、そうは思わない。カラーリングはそのままでいいよ」と述べた。


「パーツは似たようなものになるだろう。でもシーズンを通して、多くのチームで大きな変化が見られるだろう」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2026年F1プレシーズンテスト(第1回バーレーン 3日目) マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


(Text : autosport web)


レース

3/6(金) フリー走行1回目 10:30〜11:30
フリー走行2回目 14:00〜15:00
3/7(土) フリー走行3回目 10:30〜11:30
予選 14:00〜
3/8(日) 決勝 13:00〜


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位ランド・ノリス423
2位マックス・フェルスタッペン421
3位オスカー・ピアストリ410
4位ジョージ・ラッセル319
5位シャルル・ルクレール242
6位ルイス・ハミルトン156
7位アンドレア・キミ・アントネッリ150
8位アレクサンダー・アルボン73
9位カルロス・サインツ64
10位フェルナンド・アロンソ56

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム833
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム469
3位オラクル・レッドブル・レーシング451
4位スクーデリア・フェラーリHP398
5位アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング137
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム92
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム89
8位マネーグラム・ハースF1チーム79
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー70
10位BWTアルピーヌF1チーム22

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第1戦オーストラリアGP 3/8
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦バーレーンGP 4/12
第5戦サウジアラビアGP 4/19
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