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マクラーレンとの訴訟が終結。パロウは「自分のことを心から考えてくれない人々」による人間関係の影響を吐露

2026年3月3日

  2月27日(金)、マクラーレン・レーシング、チップ・ガナッシ・レーシング、そしてNTTインディカー・シリーズで4度のチャンピオンに輝いたアレックス・パロウは、訴訟に決着がついたことを明らかにした。


 マクラーレンは、パロウが2023年にアロー・マクラーレンからインディカーに参戦する契約を破棄したとして損害賠償を求め、激しい契約違反の訴訟に発展した。当時パロウは、マクラーレンのF1への道筋に失望したと主張したが、裁判所は最終的にマクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウン率いるマクラーレン側の主張を支持し、パロウが拘束力のある契約を破棄したと判断した。

 そして今年1月、英国高等法院での5週間に及ぶ訴訟を経て、パロウはマクラーレンに対し1200万ドル(約18億円)以上の賠償金を支払うよう命じられた


 ブラウンにとって、この和解はチームの積極的な法的立場が、完全に正当化されたことを意味する。失ったスポンサー収入とドライバーの給与を取り戻すために訴訟を起こしたブラウンは、声明のなかで次のように述べた。


「1月に英国の裁判所が我々に有利な判決を下した後、チップ・ガナッシ・レーシングと最終的に和解に至ったことを大変嬉しく思っている。何カ月もの間、この訴訟に直接取り組んたチーム、そしてこのプロセスを通して我々を支えてくれたみなさんに感謝している。トラック上での戦いに戻り、エキサイティングなインディカーのシーズンに集中できることを嬉しく思う」

■誤りを認めたパロウ。周囲の人間関係も影響

 この和解はまた、パロウの驚くべき告白を明かした。パロウは以前、F1での自身の見通しについて誤った方向に導かれたと主張したが、27日に発表された声明のなかで事実関係を正し、2023年の混乱のなかで、ひどい助言によって誤った方向に導かれたと認めた。


「僕は様々な方向に引っ張られ、僕の周囲には、僕のことを心から思ってくれていない人々がいた。当時は間違ったアドバイスを受けたか、まったくアドバイスがなかったと思う。今にして思えば、もし僕が直接ザクに連絡を取っていたら、おそらく状況は違っていたかもしれない」


「マクラーレンとザクは様々な面で僕を支えてくれた。彼らはあらゆる義務を果たし、契約書に記された約束をすべて果たした。マクラーレンに欺かれたことは一度もないし、彼らの組織を心から尊敬している」


「チップ、チームメイト、そしてチップ・ガナッシ・レーシングのみんなには、このプロセスを通して献身的にサポートしてくれたことに感謝したい」


「この経験から多くのことを学んだ。この問題が解決したことを嬉しく思っている。そして円満な解決に至ったことについて、関係者のみなさんに感謝する。今は、深く尊敬するふたつの偉大な組織が、サーキットでのみ競い合う未来に向けて前進することに集中している」

アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)
2026年NTTインディカー・シリーズ第1戦セントピーターズバーグ アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)

 チップ・ガナッシ・レーシングのチームオーナーであるチップ・ガナッシは、裁判の終結を歓迎したが、混乱を無視することはしなかった。


「起きたことを見逃すことはできない」とガナッシは述べた。


「この件が終わったことを嬉しく思う。今となっては、アレックスが周囲にいい人材を揃えることが重要だということを学んだと願っている。彼は今それを実行しているので、2023年の出来事が二度と繰り返されることはない」


「ザクとマクラーレン・レーシングには、この件を過去のものにし、これからのエキサイティングなインディカーのシーズンに集中する機会を与えてくれたことに感謝する」


 数カ月に及ぶ法廷劇、人間関係の亀裂、そして見出しを飾る訴訟を経て、焦点は本来あるべき場所、つまりレースへと戻ってきたということだ。



(Text : autosport web)


レース

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