８月１５日に行われるＦ１第１３戦ハンガリーＧＰに、ザウバー・ペトロナスは最大限のダウンフォースを得るため、さらに改良を加えた空力パッケージを持ち込む。
　今季ここまで１３ポイントを上げているジャンカルロ・フィジケラはこうコメントしている。「ハンガロリンクは大好きなコースのひとつだ。ツイスティーで、チャレンジングで、たくさんのコーナーがあり、中速コーナーと低速コーナーが流れるようにつながっている。例年、気温も路面温度も高く、肉体的にも精神的にもきつい。でもそれでも好きだね。今季のブリヂストンタイヤは、以前と比べると格段にこのコースへの適合性を高めているはずだ。ブリヂストンは大きな進歩を成し遂げており、シルバーストンでエンジンカバーに施した改良とあいまって、大きな効果を上げることだろう」
　フェリペ・マッサのこのレースにおける目標は、ポイント獲得だ。「ハンガロリンクはカートコースみたいだよね。モディファイされた後は走っていないけど、コース特性はほとんど変わっていないと思う。タフなコースだよ。ストレート部分がかなり短いから、一息入れる場所がない。次から次へとコーナーがやってくるんだ。だから集中力を保つのが、他のコース以上に重要だね。オーバーテイクはかなり難しいね。ここで追い抜きをするためには、前のクルマより１周あたり２秒程度は速くなきゃならない」
「レースが楽しみだよ。２００２年にはいいレースをして、トップチームのリタイアがない中で、７位でフィニッシュしたんだ。当時ジョーダンにいたフィジケラといいバトルもしたしね。今年はブリヂストンタイヤがこのコースに合っているだろうし、またいい成績を上げてチームのためにポイントを獲得したい」

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