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F1新規則下でのアクシデント増加を懸念するチーム代表。スタートやバトルの安全性確保のため、対策を求める
2026年2月16日
マクラーレンF1チーム代表であるアンドレア・ステラは、F1新世代のシーズンがオーストラリアで開幕する前に、安全性向上のため、2026年レギュレーションの複数の項目について、緊急の見直しを行うことをFIAに求めている。バーレーンでの公開テスト1回目を終えた段階で、レースのスタート、リフト・アンド・コースト、ストレートでのマシン同士の速度差に関し、リスクがすでに顕在化しつつあり、それは規則の変更により回避可能であると、ステラは考えている。
3日間にわたるプレシーズンテストにおいてコース上の状況を観察したステラは、グランプリウイークエンドで発生し得る危険を感じ取った。
■レーススタートで大混乱が生じる可能性
ステラが最も懸念している点のひとつは、レーススタート手順だ。F1の新世代パワーユニット(PU)からMGU-Hが撤廃されたが、これまでMGU-Hはターボラグを排除することに貢献していた。
今年からドライバーはターボラグを避けるため、グリッド上でより高い回転数をより長い時間維持する必要がある。その状況下で、特に後方グリッドのマシンにおいてスタートがクリーンに決まらない可能性が高まり、停止したマシンや加速の鈍いマシンが原因で、グリッド上で衝突が発生することを、ステラは懸念している。
バーレーンテスト1回目の最終日走行を終えた後、ステラは次のように警告した。
「レーススタートの手順を、すべてのマシンにとってパワーユニットを万全の状態に整えられるものにする必要がある。グリッドは、マシンが発進で出遅れるような場所であってはならない」
■DRSがなくなり、ストレートで接近走行に
ステラのその他の指摘は、DRSがなくなるため、ストレートで争うマシン同士の速度差が小さくなり、非常に接近した状態で走る状況に関してだ。前方のマシンがエネルギー回生のために突然減速した場合、後続のマシンが避け切れず、追突するという深刻な事故が懸念される。
ステラは、F1史に残る2件の有名な大クラッシュを例に挙げた。すなわち、2010年バレンシアでマーク・ウエーバーが、1992年エストリルでリカルド・パトレーゼが、それぞれ低速走行の前車に追突し、空中を舞った事故である。
「接近して走行する際に理想的とは言えない状況があり得る。これは、かつて見られたような状況を引き起こす可能性がある。バレンシアでのウエーバー、ポルトガルでのパトレーゼ、そして他にもいくつかあったが、我々がF1で二度と見たくない事態である」とステラは説明した。
ステラは、現在のバッテリー制約の副産物であるリフト・アンド・コーストが危険な速度差を生み出す可能性があるため、これを抑制するため、バッテリー出力の利用可能量に関する単純な調整を提案している。

■「競争より安全を優先すべき」
通常、この段階での技術変更は、自らの競争上の優位性を守ろうとする各チームの激しい政治的抵抗を招く。しかしステラは、今回はストップウォッチを脇に置き、安全を優先すべき稀な局面であると強調する。
「これは予選でどれだけ速いかという話ではない。レースペースの話でもない。グリッド上の安全についての話なのだ」とステラは述べた。
「競争上の利益よりも大きなテーマというものがある。私にとって、単純な調整で達成できるグリッド上の安全確保は、考えるまでもないことだ。その方が大きな利益である」
今週開催予定のF1コミッションを前に、ステラはこれらの「単純な」修正を即時承認し、開幕戦オーストラリアGPが安全な体制でスタートできるようにすべきであると主張する。
「これは不可欠である。可能であり、かつ単純だからこそ不可欠なのだ」と彼は結論づけた。
「単純なことを複雑にすべきではないし、今すぐ可能なことを先送りすべきでもない。したがって、これは間違いなくオーストラリアの前に達成すべき事項である」

(autosport web)
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| 3/6(金) | フリー走行1回目 | 10:30〜11:30 |
| フリー走行2回目 | 14:00〜15:00 | |
| 3/7(土) | フリー走行3回目 | 10:30〜11:30 |
| 予選 | 14:00〜 | |
| 3/8(日) | 決勝 | 13:00〜 |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |


