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【F1チームパートナー図鑑/ウイリアムズ編】日本のコマツがチームを支える。AI企業も多数

2026年2月4日

 2026年シーズンの開幕が刻々と迫るなか、ここではF1チームパートナー図鑑と題し、2026年シーズンに参戦する全11チームのパートナー/スポンサー企業を順次紹介していく。


 第8回目となる今回は、2月3日に2026年型マシン『FW48』のカラーリングを発表したアトラシアン・ウイリアムズF1チーム。なお、本稿はマシンカラーリング発表時点のチームリリース、公式サイト等でロゴ提示の確認がとれた企業のみ掲載している。

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アトラシアン/ATLASSIAN

 2025年からウイリアムズF1のタイトルパートナーを務めるオーストラリアでのソフトウェア企業。2002年創業ながら現在は世界中に30万人以上の顧客を持つグローバル企業だ。ウイリアムズF1にはAIを活用した『アトラシアン・ロボ』、『システム・オブ・ワーク』などの最新ソリューションを提供し、コンマ数秒を争うF1の世界で、チームの意思決定速度と開発生産性を高める取り組みを進める。

コマツ/KOMATSU

 石川県小松市を発祥とするコマツ/小松製作所は、1921年創業の建設機械、鉱山機械、フォークリフトなどを手がける産業機械メーカー。1990年代のチーム黄金期にもパートナーとしてタイトル獲得に貢献していた。製造技術、STEM(科学/技術/工学/数学)教育を通じて次世代エンジニア育成を推進している。

バークレイズ/Barclays

 イギリスに本拠を置く国際的金融グループ。2026年シーズンからウイリアムズF1とグローバル・パートナーシップを締結した。このパートナーシップがバークレイズにとってはF1初参入となるが、チーム創設者のフランク・ウイリアムズは生前バークレイズの顧客であり、長年にわたりウイリアムズF1に銀行サービスを提供するかたちで間接的に長年F1と関わり続けてきた。

クロード/Claude

 AI研究開発企業アンスロピックが主力商品として展開するAIチャットボットの『クロード』。2026年シーズンからウイリアムズF1の公式シンキング・パートナーとして、エンジニアやストラテジストと連携し、レース戦略、車両開発、運用の全体にわたってチームの思考、計画、実行をサポートする。

クラーケン/Kraken

 2011年にアメリカで創業した暗号資産プラットフォーム提供企業。NFT(非代替性トークン)を活用した特典プログラムの提供やデジタルアートの車両掲出企画など、Web3(ブロックチェーンによる次世代型インターネット)技術を通じてチームとファンを繋ぐ体験を創出している。

バンク・オブ・ニューヨーク/BNY

 1784年創業という世界最古の銀行をルーツに持つ、世界最大級の資産管理を中核とするアメリカの金融大手。ニューヨーク証券取引所(NYSE)最古参の上場企業のひとつとしても有名。240年以上にわたる金融界での実績と知見で、チームの変革とグローバルなビジネス展開を支援する。

ウイリアムズの2026年型マシン『FW48』のカラーリング
ウイリアムズの2026年型マシン『FW48』のカラーリング

ガルフ・オイル・インターナショナル/Gulf Oil International

 1901年にアメリカで誕生したガルフ・ブランドをルーツに持ち、現在はインドのコングロマリット、ヒンドゥジャ・グループの完全子会社。潤滑油、燃料、石油化学製品の製造・販売、ガソリンスタンド展開が主な事業。F1ファン向けマーケティングの一環として、コーヒーブランド『リバイバ・コーヒー』も展開する。

ベットウェイ/betway

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場するオンラインデジタルゲームやオンラインスポーツカジノを事業とするスーパー・グループが親会社。2006年創業のbetwayは同社の旗艦ブランドで、競馬、サッカー、NBA、NFL、クリケット、テニス、eスポーツなども幅広く支援する。一時は日本参入を果たすも、2024年に撤退している。

ノースマーク・コンピューティング&クラウド/NMC2

 アメリカで創業したハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)専門企業。最先端のコンピューティング環境とクラウドインフラを構築・提供、CFD(数値流体力学)シミュレーションや膨大な走行データの解析を高速化するなど、ウイリアムズF1の技術支援パートナーのひとつである。

ヴァスト・データ/VAST Data

 2016年にアメリカで創業したAI時代をリードするデータプラットフォーム企業。独自の構造設計により、1レースで1テラバイトを超える膨大な走行データ、設計・シミュレーションで発生する数百テラバイトものデータを高速かつ効率的に管理・分析するための基盤を提供している。

ステファンズ/Stephens

 1933年に創業したアメリカ有数の独立系民間投資銀行で、小売業者ウォルマートの上場も主導。長期的な成長戦略や投資計画に対するアドバイスを提供するほか、アメリカ国内のグランプリにおける商機や新規スポンサー獲得の機会を広げる。F1の舞台を使ったB2Bビジネスにも積極的である。

ウイリアムズの2026年型マシン『FW48』のカラーリング
ウイリアムズの2026年型マシン『FW48』のカラーリング

ウィルキンソン・ソード/WILKINSON SWORD

 1772年に銃や刀剣の製造業者としてイギリス・ロンドンで創業。1891年にカミソリ製造を開始し、1900年代にはオートバイの開発・製造・販売も手掛けたことも。現在は身だしなみ用品の提供を主な事業とし、ウイリアムズF1とは世界のサーキット/小売店で連動したキャンペーンを展開する。

デュラセル/DURACELL

 世界シェア首位を誇る、1924年にアメリカで創業した乾電池メーカー。親会社はアメリカの持株会社バークシャー・ハサウェイで、同社のウォーレン・バフェット会長兼CEOは世界三大投資家と言われる。ピットやガレージで使用する様々なポータブル機器に同社の高性能電池を供給している。

ジャックポット・シティ/JACKPOT CITY

 姉妹ブランドのベットウェイと同じスーパー・グループが親会社。1998年に創業したオンラインカジノ業界の老舗ブランド。ウイリアムズF1公式YouTubeチャンネルで『Presented by Jackpot City』シリーズのコンテンツ展開、オンラインゲームの展開などでファンとの距離を縮める。

エアリア/airia

 アメリカで創業したエンタープライズAIのオーケストレーションを牽引する急成長中のテック企業。タイトルパートナーであるアトラシアンのプラットフォームと、エアリアのAIオーケストレーションプラットフォームとの親和性の高さで、チーム全体の業務の流れをよりスマート化する。

カルロス・サインツ、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
カルロス・サインツ、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

ブリリオ/brillio

 2014年にアメリカで創業したデジタル変革(DX)コンサルティング企業。AI、クラウド、データ分析、セキュリティ、デジタルインフラ、プロダクトエンジニアリングを専門とし、チームのデジタル基盤の刷新と意思決定の高速化を支援。STEM教育を通じた次世代の才能育成にも取り組む。

キーパー・セキュリティ/KEEPER Security

 2011年にアメリカで創業されたサイバーセキュリティ企業。運営側もアクセスできない高度な暗号化技術を駆使したパスワード管理プラットフォームを提供するほか、サイバー攻撃によるデータ漏洩を防いだり、チームの機密情報や知的財産を守るなど、安全なアクセス環境を提供している。

ヌービン/nuveen

 1898年にアメリカで創業した資産運用会社で、アメリカ最大規模の機関投資家・年金基金大手TIAA(米教職員保険年金連合会)の傘下。不動産、インフラ、農業用地などの運用に強く、2025年12月31日現在1.4兆ドルの資産を運用。チームに対して長期的な成長戦略などの知見を共有する。

ズークス/ZOOX

 2014年に創業して2020年にAmazon傘下となった、自律走行車両の開発とロボタクシー配車サービスの運営が事業。ラスベガスGPなどのファンゾーンでステアリングもブレーキペダルもない専用設計の自律走行車両を展示し、F1ファンに対して未来のモビリティを提案する。

ウイリアムズの2026年型マシン『FW48』のカラーリング
ウイリアムズの2026年型マシン『FW48』のカラーリング

ドリルトン・ベンチャーズ/Dorilton Ventures

 ウイリアムズF1のオーナー企業である『ドリルトン・キャピタル/Dorilton Capital』傘下のベンチャー投資部門として2021年にアメリカ・ニューヨークで設立された。データサイエンスやITインフラなど最先端テック企業への投資を専門としており、革新的な技術を運営に繋ぎ込んで、伝統あるチームのDXと長期的な成長を牽引している。

ニューエラ/NEW ERA

 アメリカ・ニューヨーク州に本拠を置く、1920年創業のヘッドウェア&アパレルブランド。MLB唯一の公式選手用キャップサプライヤーでもある。2026年チームキットは、ドライバーをはじめエンジニアやチームスタッフが、世界各地で開催される全24戦のシーズンを通して着用する。

ピレリ/Pirelli(F1ワンメイクタイヤ供給)

 1872年に創設されたイタリア・ミラノに本拠を置くタイヤメーカー。2011年からF1へタイヤをワンメイク供給。F1だけでなく、サポートレースであるFIA F2/FIA F3にもタイヤをワンメイク供給中だ。市販タイヤでも2024年の売上高ベースは世界5位のシェアを誇っている。

SIA/Spinal Injuries Association

 1974年にイギリスで設立された脊髄損傷者を支援するチャリティ団体。1986年に重傷を負った創業者フランク・ウイリアムズを支えた縁から、2023年には『フランク・ウイリアムズ・アカデミー』を設立し、教育や研究を通じて脊髄損傷者の人生の質を高める活動を推進している。

スパルコ/SPARCO

 1977年にイタリアで創業したモータースポーツ用安全装備のグローバルブランド。ドライバーやメカニックの耐火レーシングスーツ、グローブ、シューズに加え、超軽量シートベルトを供給。半世紀近くにわたり、最先端の素材技術で安全性とパフォーマンスの最大化を支えている。


(執筆:石井功次郎)



(Text:Kojiro Ishii)


レース

3/6(金) フリー走行1回目 10:30〜11:30
フリー走行2回目 14:00〜15:00
3/7(土) フリー走行3回目 10:30〜11:30
予選 14:00〜
3/8(日) 決勝 13:00〜


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位ランド・ノリス423
2位マックス・フェルスタッペン421
3位オスカー・ピアストリ410
4位ジョージ・ラッセル319
5位シャルル・ルクレール242
6位ルイス・ハミルトン156
7位アンドレア・キミ・アントネッリ150
8位アレクサンダー・アルボン73
9位カルロス・サインツ64
10位フェルナンド・アロンソ56

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム833
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム469
3位オラクル・レッドブル・レーシング451
4位スクーデリア・フェラーリHP398
5位アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング137
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム92
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム89
8位マネーグラム・ハースF1チーム79
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー70
10位BWTアルピーヌF1チーム22

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第1戦オーストラリアGP 3/8
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦バーレーンGP 4/12
第5戦サウジアラビアGP 4/19
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