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レッドブル、F1パワーユニットの開発自由化を望む。ホモロゲーション&性能均衡化システムに否定的
2026年1月29日
レッドブル・パワートレインズのテクニカルディレクター、ベン・ホジキンソンが、2026年新世代F1パワーユニット(PU)に関して語るなかで、シーズン中に行える改良を大きく制限するホモロゲーション制度に従うよりも、「グローブを脱いだガチンコ勝負」を望むという姿勢を強く示した。
レッドブルとレーシングブルズの2026年型マシンのリバリーイベントにおいて、元メルセデス出身のホジキンソンは率直にこう語った。
「個人的にはホモロゲーション制度をなくして、制限なく全力で戦いたい。それが本音だ。すでにコストキャップとダイナモの使用時間制限がある。つまり、十分な制約が設けられていると思う」

■PU開発には「シャシーよりはるかに時間がかかる」
ホジキンソンはこの制度が、短期間で優れた仕事をしたマニュファクチャラーに報いる仕組みである点を認めた上で、パワーユニット開発の特殊性を強調した。
「ルールメーカー(FIA)のなかで完全に理解されていないと思うことは、パワーユニットのアイデアを成熟させる期間は、シャシーよりはるかに長いということだ。変更を加える必要がある場合、アップデートするのは2台のマシンだけではなく、プールされているエンジン全体、つまり12基のエンジンすべてに適用しなければならない可能性がある。それには時間がかかる」
「加えて、ホモロゲーションがある以上、十分に実証されていないものに安易に賭けることはできない。それをやれば、取り返しのつかない苦境に自ら足を踏み入れることになりかねないからだ」
「新しいパーツと新しいアイデアについては、達成したい最低限の耐久性基準がある。我々のパーツは非常に高精度であり、通常、金属部品の製造にはどうしても時間がかかる。パーツによっては製造に12週間を要することもあるし、その後に十分な検証を行うのにも同程度の時間が必要だ。さらに、それをレース用エンジンプールに組み込むまでにも、また同じくらいの時間がかかる」
つまり、新しい部品の設計を完了してから、それが実際にグランプリのマシンに搭載されるまでには、マニュファクチャラーは半年以上を要することになる(ホジキンソンの説明によれば約36週間)。これはシャシーに空力アップデートを投入するのに必要な期間の4倍から6倍に相当する。
こうした理由から、ホジキンソンは「もし開幕戦の時点で、あるチームがパワーユニットにおいてアドバンテージを持っていたとすれば、他がそれに追いつくまでには相当な時間がかかるだろう」との考えを示した。

■ADUOの効果には懐疑的「数週間でアップデートをまとめるのは難しい」
ホジキンソンはまた、パワーユニットの性能を均衡化するためのシステム『ADUO/Additional Development Upgrade Opportunities(追加開発アップグレードの機会)』にもあまり好意的ではない。
「優位性を抑える手段は、ある程度必要だ。その点でADUOは、いくつかの側面では機能している。ただ、6レース後に評価が行われるので、理屈の上では第7戦からアップデートを投入できることになる。しかし、数週間でアップデートをまとめ上げるのは非常に難しい。もし今すぐエンジンに20kWを上乗せできる方法があるなら、即座にそうするだろうけどね」

(GrandPrix.com)
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