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【F1チームパートナー図鑑/レッドブル編】米国企業多数。意外にもオーストリア企業は2社

2026年1月18日

 1月16日のレッドブル&レーシングブルズを筆頭に、2026年シーズンのF1マシンカラーリング発表ラッシュがスタートを迎えた。鮮やかなマシンカラーリングとともに、車体に掲示されるパートナー企業のロゴも2026年仕様に一新されている。ここではF1チームパートナー図鑑と題し、2026年シーズンに参戦する全11チームのパートナー/スポンサー企業を順次紹介していく。


 第1回目となる今回はオラクル・レッドブル・レーシング。なお、本稿はマシンカラーリング発表時点のチームリリース、公式サイト等でロゴ提示の確認がとれた企業のみ掲載している。

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オラクル/Oracle

 1977年に米国で創業した情報・通信会社。チームのタイトルスポンサーを務める。同社のクラウドは要求される膨大なレースシミュレーションをリアルタイムで実行、生成AIを使ったルールやデータの解析などの面でもチームに貢献している。

フォード・レーシング/Ford Racing

 レッドブル・パワートレインズ(RBPT)のテクニカルパートナーとして、パワーユニット(PU)の開発を支援。2026年型マシン『RB22』に搭載されるPUは、レッドブル共同創業者(故ディートリッヒ・マテシッツ)にちなんで『DM01』と名付けられた。

レッドブル/Red Bull

 オーストリアのエナジードリンクブランドでありレッドブル・レーシングの親会社。1987年4月に同国で初めて発売された。F1に留まらず多くのスポーツ、エンターテインメントを幅広く支援、若者向けのマーケティング戦略で世界的な成功を収めている。

レッドブルはモータースポーツ以外の分野も幅広く支援。デトロイトでのローンチイベントではレッドブル・アスリートでフラットランドBMXライダーのテリー・アダムスがパフォーマンスを披露した

アーマオール/Armor All

 米国コネチカット州ダンベリーのアーマード・オートグループにより製造されているカーケア用品ブランド。2021年よりレッドブルの公式オートクリーニング&ケアパートナーを務め、車両の美観維持に携わる。

アスレチック・プロパルジョン・ラブス/Athletic Propulsion Labs

 2009年に設立されたスニーカーを専門とするアメリカ・ロサンゼルスに本拠を置く衣料品会社。2023年から公式アスレチック/フットウェアパートナーとして、ドライバー、エンジニア、メカニックなどが着用するスニーカーを提供している。

アヴァトレード/AvaTrade

 2006年に設立されたアイルランド・ダブリンに本拠を置く金融サービス会社。FX(外国為替証拠金取引)やCFD(差金決済取引)などの提供が本業ではあるものの、チームでは公式ポッドキャストのプレゼンティングパートナーを務めている。

カーライル/Carlyle

 カーライル・グループは1987年に設立された米国ワシントンD.C.に本拠を置く世界最大級のプライベートエクイティ。公式予算管理パートナーとして、2025年9月に複数年契約を結んだ。チームへは金融や投資分野の専門知識を提供する。

カストーレ/Castore

 2015年に創業した英国のスポーウェア/アスレチックウェア製造業者。レースの週末、ドライバー、エンジニア、スタッフが着用するすべてのウェアを提供。2億ドル(約300億円)以上の巨額複数年契約として、複数のメディアで取り上げられた。

カストーレが手がけた2026年のチームウェアを着用するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

ゲート/Gate

 2013年に設立された中国発祥の暗号資産取引所およびブロックチェーンプラットフォーム。暗号資産市場も自動車レースも速度と精度が求められるという点から両者の価値は共有され、ブランドイメージの構築と向上を共同で実施している。

ハードロック/Hard Rock

 1971年英国ロンドン発祥。カフェ、ホテル、カジノなどを世界に展開する同社は、各国拠点をチームの公式ビューイングスポットとして提供。マイアミGPでは、音楽やプールも楽しめる観戦スポットやホスピタリティを設置・運営している。

ハイネケン/Heineken

 1873年に創業したオランダのビール会社。F1のグローバルパートナーでもある。同社は製品をチームに提供するに留まらず、音楽やゲーム(シムレーシングも含む)など体験の場を創出して、若いファンへの積極的なアプローチに取り組んでいる。

マウイジム/Maui Jim

 1987年に米国ハワイ州で創業したサングラス・メーカー。ブランド/会社は何度か買収・譲渡が繰り返されたものの、現在はブランス・パリに本拠を置くケリングS.A.がブランドを保有。チームには公式アイウェアとしてサングラスを提供している。

モーフィー/mophie

 2005年に米国カリフォルニア州で創業したモバイル充電デバイスブランド。『常にパワーを絶やさない』という製品コンセプトのもと、チームに対しては2025年よりサーキット内外で充電と接続を常に絶やさないポータブル・パワー・ソリューションを提供。

ニューエラ/NEW ERA

 米国ニューヨーク州に本拠を置く1920年創業のヘッドウェア&アパレルブランド。メジャーリーグ・ベースボール(MLB)では公式サプライヤーとして全球団にキャップを独占供給。レッドブルにもドライバーやスタッフにキャップを提供している。

レッドブルのドライバーやスタッフにキャップを供給するニューエラ(写真はオフィシャルサイトで販売中のレプリカモデル)

ぺぺジーンズ/Pepe Jeans

 1973年に英国ロンドンで創業された、欧州を代表するヨーロピアンデニムブランド。同社はチームの公式アパレルパートナーとして、ドライバー、エンジニア、メカニックなどのスタッフがサーキット外で着用する移動用のウェアを提供している。

フィリップス

 オランダに本社を置く家電メーカーのフィリップス。チーム本拠地の英国ミルトンキーンズやサーキットのホスピタリティなどで、同社はプロユースのディスプレイ製品群であるPPDSシリーズを提供。ビジュアル・コミュニケーション・ソリューションの分野で貢献。

ピレリ/Pirelli(F1ワンメイクタイヤ供給)

 1872年に創設されたイタリア・ミラノに本拠を置くタイヤメーカー。2011年からF1へタイヤをワンメイク供給。F1だけでなく、サポートレースであるFIA F2/FIA F3にもタイヤをワンメイク供給中だ。市販タイヤでも2024年の売上高ベースは世界5位のシェアを誇っている。

ラウフ/Rauch

 オーストリアに本社を置く飲料メーカーで、チーム創設当初からのパートナー。サーキットのホスピタリティや英国のファクトリーで、着色料・保存料不使用の製品が提供されている。また、同社はレッドブル飲料のボトリング事業も請け負っている。

ロクト/Rokt

 米国ニューヨークに本社を置くテクノロジー企業。チームに対しては、多様性の推進と女性タレントの発掘・育成のためのプラットフォームを供給・運営。具体的には最先端eコマースAI技術の提供で、女性レーサー/女性シムレーサーを支援している。

TAGホイヤー/TAG Heuer

 スイス・ヌーシャテル州ラ・ショー・ド・フォンに本拠を置く高級腕時計メーカー。ドライバーだけでなく、チームスタッフ全員が同社の腕時計を着用。2016年から続く両者のパートナーシップは強く、2016〜2018年には同チームが仕様したルノーPUの命名権を持っていた。

レッドブルとTAGホイヤーの関係は深い。2017年にはラ・ショー・ド・フォンのTAGホイヤー工場にて、レッドブルRB8によるショーランが行われ、パトリック・フリーザッハーがドーナッツターンを披露した

ビザ/Visa

 米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く、クレジットカードなどで決済サービスを提供する企業。レッドブルの公式パートナーであるとともに、姉妹チームのレーシングブルズにおいてはタイトルパートナーでもある。

イエティ/YETI

 米国テキサス州オースティンに本社を置く、アウトドア製品を企画・販売する企業。パドックやガレージでクーラーボックスやクーラーバックを供給。高い環境耐久性が特徴で、米軍や米国航空宇宙局(NASA)などへ導入実績がある。

1パスワード/1Password

 カナダ・トロントに本社を置くセキュリティ企業、アジャイルビッツが開発・運営するパスワード管理サービス。ファクトリーとサーキットで、エンジニアやメカニックがアクセスする設計データや戦略ツールへ安全にログインできる環境を提供する。

アンシス/Ansys

 アメリカ・ペンシルベニア州に本社を置く、コンピューターソフトウェア企業。チームには数値流体力学(CFD)ソフトウェアいわゆるバーチャル・ウインドトンネルやクラッシュテストのシミュレーションソフトウェアなどを提供している。

AT&T

 米国の大手通信会社。車両に搭載された数百のセンサーが得た情報を、サーキットから英国・ミルトンキーンズのオペレーションルームへリアルタイムで送信。車両のパフォーマンスを瞬時に把握して、ピットストップ戦略の決定などに活かす。

DMG MORI/DMG森精機

 日本・東京に本社を置く、工作機械とそのソフトウェアおよび計測装置や修理復旧までを含めたソリューションを一括提供する企業。英国・ミルトンキーンズのファクトリーでは同社の工作機械が20台以上設置され、24時間体制で稼働している。

ミルトンキーンズにあるレッドブルのファクトリーで稼働するDMG森精機の大型の5面/5軸加工機『DMU 210 P』(写真は2021年)

モービル/Mobil

 英国エクソン・モービル社はエッソブランドでチームの公式燃料パートナーを務めてきた。また、同社のブランドである『モービル1』は公式潤滑油パートナーであり、両者とも2017年からチームのパフォーマンスを支えている。近年は関係強化の影響か『Esso』ロゴではなく『Mobil』のロゴを提示するようになった。

モービル1/Mobil 1

 エッソ、モービルとともに英国エクソン・モービル社のブランドのひとつ。2017年からの公式潤滑油パートナー。エンジンに加えて、ギヤボックス、ホイールベアリング、さらには油圧システムまで、クルマの多くの部分の冷却と保護を担っている。

ヘキサゴン/Hexagon

 スウェーデン・ストックホルムに本社を置く、計測用ハードウェアおよびソフトウェアを開発・提供する企業。複雑な部品も瞬時にスキャニングし、1,000分の1ミリ単位の精度でデジタルデータ化。故障率の低減やFIA規則順守に貢献する。

ニート/Neat

 ノルウェー・オスロに本社を置く、ビデオ会議デバイス(ハードウェアおよびソフトウェア)を開発・販売するテクノロジー企業。英国・ミルトンキーンズに本拠を置くファクトリーと、サーキットに居るスタッフの迅速な連携に貢献している。

PWR

 オーストラリア・クイーンズランド州に本社を置く、冷却装置の設計・開発・製造を担う会社。チームに対しては2010年以降、エンジン・ラジエーター、オイルクーラー、インタークーラー、エネルギー回生システム用クーラーを供給している。

シーメンス/SIEMENS

 ドイツ・バイエルン州ミュンヘンに本社を置く、総合電機メーカー。2005年チーム創設時からの長期パートナーで、車両の設計・開発、超高速の設計変更、部品寿命管理、さらには予算管理や移動管理まで、ソフトウェアでチームを支援している。

シークレットラボ/Secretlab

 レッドブル・レーシングのオフィシャルeスポーツパートナーであるシークレットラボは、元プロeスポーツ選手が設立したシンガポールのゲーミングチェアメーカー。例年レッドブル・レーシングとのコラボレーションチェアを販売している。

スパルコ/Sparco

 イタリア・ピエモンテ州トリノ市に本社を置く、モータースポーツ関連製品を製造販売する企業。ドライバーやメカニックが身に着けるスーツ、シューズ、グローブ、アンダーウェア、そしてシートベルトも同社の製品がチームへ供給されている。


(執筆:石井功次郎)

ローンチイベントの2日前に公開されたマックス・フェルスタッペンの写真。撮影は2025年11月18日だったこともあり、レーシングスーツにはレッドブルのロゴ、そしてスーツ供給パートナーのスパルコのロゴのみ


(Text:Kojiro Ishii)


レース

12/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位ランド・ノリス423
2位マックス・フェルスタッペン421
3位オスカー・ピアストリ410
4位ジョージ・ラッセル319
5位シャルル・ルクレール242
6位ルイス・ハミルトン156
7位アンドレア・キミ・アントネッリ150
8位アレクサンダー・アルボン73
9位カルロス・サインツ64
10位フェルナンド・アロンソ56

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム833
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム469
3位オラクル・レッドブル・レーシング451
4位スクーデリア・フェラーリHP398
5位アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング137
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム92
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム89
8位マネーグラム・ハースF1チーム79
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー70
10位BWTアルピーヌF1チーム22

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
第24戦アブダビGP 12/7
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