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カートからF1まで4年で駆け上がった新人リンドブラッド。経験不足を認めるも「最高の準備をすることに専念」

2026年1月5日

 2026年シーズンにレーシングブルズよりF1にデビューするアービッド・リンドブラッドは、他のドライバーと比べて、F1に至るまでの経験が不足していることを自覚しているものの、ルーキーシーズンに向けて準備はできていると語った。


 リンドブラッドは、自身のF1への道のりは平凡なものではなかったと自覚しつつ、F1のグリッドに立つことになる。そして彼は、それを隠そうとはしていない。現在18歳のリンドブラッドは、わずか4年でカートからモータースポーツの頂点まで駆け上がる急成長を遂げ、2026年にリアム・ローソンとともにグランプリに臨む。彼の旅路は同世代のドライバーと比べて短いものの、並々ならぬ渇望を見せている。

2025年FIA F2第11戦モンツァ アービッド・リンドブラッド(カンポス・レーシング/レッドブル育成)
2025年FIA F2第11戦モンツァ アービッド・リンドブラッド(カンポス・レーシング/レッドブル育成)

 リンドブラッドのF1昇格は、ジュニアカテゴリーを通して驚異的な速さで駆け上がってきた結果であり、多くの現代のルーキーとはかけ離れている。しかし他のドライバーが数年かけてシングルシーターのレースを改善していく一方で、リンドブラッドは起こったことすべてを今も消化しているところだ。


「それについて考えたことはないし、チームメイトのことも考えていない」とリンドブラッドは『Sky F1』に語った。


「比較する相手ではあるけれど、現実的に考えて、準備に関して言えば、僕は(F1に)上り詰めた多くのドライバーとは少し違った立場にいる」


 これは、自身の経歴が従来の型にはまらないことを認識しているドライバーからの率直な告白だ。しかしリンドブラッドは、それを弱点と見るのではなく、むしろこの機会を勢いづけるものの一部と捉えている。

■F1デビューに向けて「できる限り多くのことを学ぶのに集中している」

 リンドブラッドは相対的に経験不足であることを認めているものの、準備ができていない状態でここにいるわけではないと主張した。ただ、やり方が異なるだけだという。


「準備はできている。でも3年前は、僕はカートをやっていた」


「各カテゴリーを1年ずつやってきたので、その点ではすべてがとても速いペースで進んだ」

アービッド・リンドブラッド(カンポス・レーシング)
2025年FIA F2第4戦イモラ スプリントレース 2位に入賞したアービッド・リンドブラッド(カンポス・レーシング)

 その加速感は、当分衰えることはないだろう。2026年シーズンは、競技の場を事実上リセットする抜本的な規則変更が行われる。つまり、F1のベテランドライバーたちでさえ、その場で学んでいくことになるということだ。リンドブラッドのようなルーキーにとっては、少なくとも部分的に、競争の場が同等になるだろう。


「僕としては、この冬休み中にできる限り多くのことを学び、チームと協力するために自分自身のことに集中しているところだ。現実的に考えて、本当にたくさんの新しいことが起こるだろう。そして(それらを)乗り越えるために学ばなければならないことも山ほど出てくるはずだ」


 何度も強調されるのが内面だ。リンドブラッドは、ローソンや他の誰かと自分を比較することには興味がない。


「僕が考えているのは、自分自身から最大限のものを引き出し、自分にできる最高の順位につけることだけだ。そうすれば何が起こるかわかるだろう」


 新しいマシンを取り巻く不確定要素は非常に多いものの、リンドブラッドは、比較は時期尚早なだけでなく無意味だと考えている。


「2026年は未知数な要素が多いので、『この人やあの人より上に行きたい』と話すことは意味がない。ただ自分自身のことに集中し、懸命に作業をして、シーズンを始めるための最高の準備をすることに専念している」


 リンドブラッドにとって、この急成長が彼を目の回るような混乱に陥れることはなかった。むしろ、集中力を研ぎ澄ませたのだ。おそらく経験は不足しているが、リンドブラッドはやる気に溢れており、今度はF1という最大の舞台で再び迅速に学ぶ準備ができている。

アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
2025年F1アブダビテスト アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)


(Text : autosport web)


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