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F1、FIA、全11チームが2026年コンコルド統治協定に正式合意

2025年12月13日

 フォーミュラワン・マネジメント(FOM)、FIA、そして2026年に新規参入するキャデラックを含む11チームすべてが、2026年から2030年までの選手権の規制基盤を定める2026年コンコルド統治協定において正式に合意したことが発表された。

 調印は金曜日、ウズベキスタンのタシケントで行われた。ここにはFIAの総会と同日の夜に開かれる年間表彰式のために、モータースポーツ界の首脳が集結していた。


 今年初めにF1と各チームが結んだ商業面の協定とは異なり、今回署名された新たな統治協定は、投票手続きから財政的拠出、FIAの権限の範囲に至るまでスポーツの裏側でどのように運営がなされるかを定めている。

FIAロゴ
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 これによる主な成果は、規則変更を審査し承認するF1コミッションにおいて、投票プロセスが簡素化されたことである。


 2026年からは、規制に関する決定に必要なチームの票数が減る。通常の多数決は6票から4票へ、特別多数決は8票から6票へと引き下げられる。FIAとFOMがそれぞれ独自の票を保持していることを考慮すると、この変更によりスポーツを監督する側の影響力が事実上強まり、行き詰まりが長引くことを避けてルール変更をより容易に実施できるということになる。


 内部関係者によれば、この調整は安定性を高めるとともに、重要な技術的・競技的課題に対してF1が迅速に対応できるようにすることを目的としているという。


 また重要な要素として、参戦料制度の再構築があり、これによりFIAはFOMおよび参戦チーム全てからの財政的拠出を増やすこととなる。


 この増収は連盟の運営インフラ強化に充てられる見込みであり、スチュワードの体制改善、マーシャリングリソースの拡充、そして競技者から長らく求められてきた統治ツールの強化などが含まれている。


 ウズベキスタンでの会合では、FIAがF1運営を近代化するための包括的な計画を提示したとされる。この提案はFOMの支持を受け、最終的には全チームが賛同した。内容は、近年厳しい目が向けられているレース運営の専門性を高めるためのコスト増加を盛り込んだものとなっている。


 この統治協定の締結により、2030年までのF1の長期的枠組みの最後のピースが完成した。


 2026年には新しいパワーユニット規定など大規模な技術変更が控えているが、今回確立された新たなコンコルド構造は、F1が次の変革期を乗り切るために必要な明確な権限と指針を提供するものになる。



(autosport web)


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