ザウバーのジャンカルロ・フィジケラが来季ルノーに移籍することになったが、これについて現在のボス、ペーター・ザウバーがコメントした。
　ザウバーは、フィジケラの離脱を惜しんではいるものの、自らのチームのドライバーがトップチームに引き抜かれることを、ある意味誇りと考えているようだ。
「もちろん、ジャンカルロが今季いっぱいでチームを去るのは残念だよ。彼は一流のドライバーであるだけでなく、とても楽しい人間なんだ」とザウバーは語った。「だが、彼の決断は理解できる。ジャンカルロは最初から手の内を明かしていた。ザウバーをジャンピングボードとして、さらに上に行きたいのだと私に語ったのだ」
「（ウイリアムズに行った）ハインツ−ハラルド・フレンツェンや（マクラーレンに行った）キミ・ライコネンに続き、我々がトップチームに送り出すドライバーは、彼で３人目となる。こうした事実は、我々ザウバー・ペトロナスのチームとしての質の高さを物語っていると言えるだろう。我がチームには、ドライバーが自らの能力を適正水準まで高められるような環境が整っているということなんだ。ザウバー・ペトロナスはかなり魅力的なチームなので、次のドライバーとの契約を急ぐ必要に迫られてはいない」

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