メルセデスが選手権2位を獲得「グラウンドエフェクト時代には苦しみ続けた。新規則の下でタイトルを狙いたい」とラッセル
2025年12月9日
2025年F1アブダビGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは5位、アンドレア・キミ・アントネッリは15位という結果だった。
4番グリッドのラッセルは、スタート時に大きなホイールスピンを起こし、シャルル・ルクレール(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の後方に後退、6番手を走行することに。その後、ラッセルはアロンソをかわしたもののルクレールに追いつく速さはなく、最終的に5位でフィニッシュした。
チームは、アントネッリを14番グリッドからポイント圏内に浮上させることを目指していたが、アントネッリはハードタイヤでのスタートで17番手に落ちてしまい、その後、マシンに十分な速さがなかったことで、大きくポジションを上げることができずに終わった。
メルセデスはコンストラクターズ選手権において合計469点を獲得、ランキング2位争いを制した。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(58周/58周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
2025年ドライバーズランキング=4位(319ポイント)

「とても厳しいレースだった。グランプリ全体を通して、前方のグループを脅かすペースを見つけることができなかったんだ。スタートが悪く、6番手まで順位を落としてしまった。アロンソを抜いて5番手に戻ることはできたが、そこからは孤独な戦いだった。通常の展開では、表彰台を争うペースがなかったことは分かっていたが、それでもフラストレーションが溜まった」
「シーズンの終わり方は、望んでいたものではなかったが、コンストラクターズ選手権で2位を確保できたことは喜ばしい」
「このグラウンドエフェクト時代の4年間は、チームにとって困難なものだった。サマーブレイク以降、僕たちは2位獲得を目標に頑張ってきた。その目標を達成したわけだけど、真の目標はそれ以上のところにある。大幅なレギュレーション変更が行われる2026年にそれを実現するために、僕たちは全力を注いでいる」
「最後に、ワールドチャンピオンになったランド(・ノリス/マクラーレン)に祝福の言葉を贈りたい。僕たちは長い間一緒にレースをしてきたから、彼がタイトルを獲得するに十分値するドライバーだということはよく知っている。2026年には王座を巡って、トラック上で戦えることを願っているよ」
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=15位(58周/58周)
14番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
2025年ドライバーズランキング=7位(150ポイント)

「今夜はマシンバランスに苦しみ、残念ながらポイント圏内に戻るペースがなかった。厳しい夜と難しいレースを過ごすことになり、残念だった。最近は好調なグランプリが続いていたのにね。でも、レースとはそういうものだ」
「火曜日の(タイヤ)テストでやるべきことがある。すでに焦点を2026年に向けているんだ」
「今シーズンは大変な旅路だった。望んだ形でシーズンを終えることはできなかったが、一番重要なのは、コンストラクターズ選手権で2位を獲得できたことだ。この目標を達成することができてよかったよ。冬の間に、シーズンを振り返り、改善できた点を確認し、より強くなって戻ってくる」
「ランドにおめでとうと言いたい。彼はタイトルに値する仕事をした。同様に、今年素晴らしい活躍をしたマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)とオスカー(・ピアストリ/マクラーレン)にも称賛を送りたい。一年を通して素晴らしい戦いが繰り広げられた」

(autosport web)
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |



