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ノリスとの差は12点。勝利で望みをつないだフェルスタッペンが歓喜「完璧な戦略が勝因。タイトル争いに残れて最高に嬉しい」
2025年12月1日
2025年F1カタールGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは今季7勝目を飾った。ドライバーズタイトル争いのライバルであるマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、戦略の誤りによって順位を下げ、その結果、フェルスタッペンはランキング2位に浮上、ポイントリーダーのノリスとの差は12点に縮まった。
3番グリッドのフェルスタッペンは、スタート直後、2番グリッドのノリスをかわし、ピアストリの後ろ2番手に浮上した。ピアストリとの差は6周目には2.5秒と、拡大しつつあるなか、クラッシュによりセーフティカーが出動。その間にフェルスタッペンをはじめ大多数のマシンが7周目にピットインしたのに対し、マクラーレンは2台をステイアウトさせた。

フェルスタッペンは1回目のタイヤ交換を終えて、マクラーレン2台のすぐ後ろ3番手でコースに復帰。今回、タイヤの周回数制限(1セット25周)が設けられていたため、全車少なくとも2回のピットストップが必要だったこともあり、フェルスタッペンには非常に有利な状況となった。
ピアストリは24周目、ノリスは25周目に1回目のピットストップを行い、それぞれ4番手と5番手に後退。フェルスタッペンは32周目に、大多数のマシンと同時に2回目最後のタイヤ交換を消化し、ピアストリとノリスの後ろでコースに復帰した。この時点で、リーダーのピアストリとフェルスタッペンの差は約7.5秒、2番手ノリスとフェルスタッペンは約3.5秒差だった。
マクラーレンのふたりはもう1回タイヤ交換を行わなければならず、ピアストリは42周目、ノリスは44周目にピットインし、フェルスタッペンは44周目にトップに復帰。17秒後方の2番手に落ちたピアストリは、フェルスタッペンより速いペースで迫ってきたが、7.995秒差で届かず、フェルスタッペンが勝利を手にした。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(57周/57周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード

「最高の気分だ。この勝利を本当に誇りに思う。あそこでピットインするというチームとしての判断は正しかった。それが今日のレースで勝てた最大の要因だ。ペースの面では、僕たちはマクラーレンと同じレベルにはないと感じていたからだ」
「セーフティカーが入ると順位が大きく動く可能性がある。その状況が、僕たちにとって勝利を狙う絶好のチャンスになった。チームとしてとても良い仕事をしたし、とりわけ戦略を完璧に決められたのは良かった。チームを誇りに思うよ」
「アブダビで、僕たちは失うものは何もないから、持てる力のすべてを出し切るつもりだ。もちろん、今日のような波乱のレースが再び起きることを期待する部分もあるが、前向きな気持ちで臨む。マシンの性能を最大限に引き出し、可能な限り競争力を高める必要がある。集中を切らさず、良い時間を送るため、週末を良い形でスタートする必要がある」
(レース直後のインタビューで語り)「信じられないレースだった。チームはとても賢い判断をした。もちろん、ここで勝って、最後までタイトル争いを続けられることになり、心からうれしい」
「この週末は少し難しさがあったことを考えれば、とても強いレースができたと思う。勝利できたことが最も重要だ」
「(マクラーレンがピットに入らなかったことは)興味深い動きだった。そうなれば彼らとの間にギャップを築けることは分かっていたが、それでも25周もタイヤを持たせなければならない。このサーキットでは摩耗がとても激しいけれど、幸運にもすべてがうまくいった」
「今はすべてが可能だ。どうなるか見てみよう。あまり心配はしていない」

(autosport web)
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| 11/30(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 390 |
| 2位 | オスカー・ピアストリ | 366 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 366 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 294 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 226 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 152 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 137 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | アイザック・ハジャー | 51 |
| 10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 49 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 756 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 431 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 391 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 378 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 121 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 90 |
| 7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 73 |
| 8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 72 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 68 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |





