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ニューウェイの方針は「パフォーマンスと完璧さを限りなく追求するだけ」経験の浅いクルーへの指導にも期待するアロンソ

2025年11月28日

 フェルナンド・アロンソは、現在マネージングテクニカルパートナーを務めるエイドリアン・ニューウェイが2026年にチーム代表に就任するというアストンマーティンの衝撃的な発表を受けて、ニューウェイのチーム代表任命はシルバーストンにおける変化であるだけでなく、チームと、スポーツが覚悟しなければならない新たなレベルの激しさを意味するものだと考えている。


 ウイリアムズ、マクラーレン、レッドブルがタイトルを獲得してた時代にチャンピオンシップ制覇の足跡を残してきたニューウェイが、アンディ・コーウェルに代わってチームを率いることになった。チーム代表は、伝説のデザイナーであるニューウェイが40年のキャリアのなかで初めて就任する役職だ。一方コーウェルは、他の戦略分野のなかでも、AMRシャシーとホンダの2026年型パワーユニットとの極めて重要な統合を監督する立場に移る。

アンディ・コーウェル代表権CEO(アストンマーティン)
2025年F1第18戦シンガポールGP アンディ・コーウェル代表権CEO(アストンマーティン)

 今週末のイベントに先立ちカタールで話をしたアロンソは、ニューウェイがトップの座に就任する具体的な話し合いには関わっていないと明かした。チーム代表交代について彼と話したのかと問われたアロンソは、「それはない。将来の夢よりも、クルマの技術的な部分について話し合っていた」と認めた。


 それでも2度の世界チャンピオンであるアロンソは、ニューウェイがすでに純粋に技術的な指示を超えた活動を行っていたと示唆した。


「いいニュースだ。彼はマシンの技術開発を管理していたが、チームも管理し、強化する必要のある領域にも気を配っていた。つまり内部的には、彼が多くの管理を行っていたし、アンディはエンジン側とエンジンとシャシーの統合に関する多くの管理を行っていた」

フェルナンド・アロンソ&エイドリアン・ニューウェイ
2025年F1第8戦モナコGP アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとエイドリアン・ニューウェイ(マネージングテクニカルパートナー)

 2026年のF1の技術規則の大幅な刷新に向けてアストンマーティンが準備を進めるなかで、アロンソにとって、この再編は理にかなうものだ。


「だから、おそらくこれは通常の論理的なステップだったのだろう。2026年に、僕たちにはふたりの最高の人材がいることになる。ひとりはシャシーを担当し、もうひとりはエンジン統合を担当する」


「僕たちにはローレンス(・ストロール/アストンマーティンF1の共同オーナー)という非常に強力なリーダーがいる。この3人がいるおかげで僕たちは安泰だ」

■経験不足のクルーにニューウェイがもたらす影響

 ニューウェイがチーム代表としてどのような影響力を発揮するかと問われると、アロンソはためらうことなく、彼の断固とした集中力を強調した。


「エイドリアンの場合、スタイルはただひとつで、それはパフォーマンスだ。他のことはない。パフォーマンスと完璧さを限りなく追求するだけだ」とアロンソは説明した。


 その考え方が、アストンマーティンがすでに追っている方向性をさらに強化し、まだ若いスタッフたちを新たな極限へと押し上げることになるとアロンソは信じている。


「彼は素晴らしい競争者であり、素晴らしいリーダーだ。僕たちが今パフォーマンスの方向性に向かっていないというわけではないが、チーム全体が、さらにいっそう極まるだろう」

エイドリアン・ニューウェイ(アストンマーティンF1マネージングテクニカルパートナー)
2026年にアストンマーティンF1のチーム代表に就任するエイドリアン・ニューウェイ

 チームは急速に拡大しているが、相対的に経験不足である状況が、ニューウェイの影響力を発揮するのに適しているとアロンソは指摘した。


「このチームがまだ非常に新しいということを忘れてはならない。チームはここ2、3年で急速に成長したため、スタッフの多くはこのスポーツに不慣れだ。これらの若くてエネルギッシュな人たちは、F1で成功する方法を教えてくれるエイドリアンと素晴らしいリーダーたちの指導を必要としている」


 コーウェルとニューウェイが今や重量級の技術リーダーコンビを形成しており、アストンマーティンは強力な基盤を築き上げたとアロンソは語る。各ライバルチームがニューウェイの衝撃的な昇進の影響を測るなか、アロンソのメッセージはシンプルだ。アストンマーティンはこれまで野心に欠けていたわけではないが、これからは“さらに一層過激になる”のだ。



(Text : autosport web / Translation:AKARAG)


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